NHK札幌放送局

2021ホーム開幕SP④ 森本稀哲さんは家族のよう

ほっとスポーツプラス

2021年3月26日(金)午後2時01分 更新

森本稀哲さんと田中賢介さんのダブル解説でお届けする3月30日ホーム開幕戦を前に、 田中賢介さんにお二人の思い出を聞きました。

楽しくて、厳しい先輩

森本稀哲さんの存在は他の選手とは違いますね。やっぱり長く隣にいたので、鎌ケ谷(二軍本拠地・千葉)時代から。

最初の印象は「ショートの守備、めっちゃ下手だな」って笑
すぐ外野手として力を発揮しました。

性格的には最初からウマが合うと思いました。ただ稀哲さんは誰とでも仲良くなれる。稀哲さんの方が僕に合わせてくれていたと思います。

一緒にいるとすごく楽しいです。楽しいけど、厳しいところもある人。間違っていると感じたことは相手が先輩でもはっきりと口にしていました。特に礼儀や振る舞いには厳しくて「挨拶をしろ」「脱いだ靴は並べろ」など言われたのを覚えています。正義感が強く曲がったことは大嫌い。野球に対して真面目なところも尊敬できる先輩です。

1・2番の関係性

1番・2番で組んでいたので、作戦の話はよくしました。ヒルマン監督の時は作戦が豊富で、「このエンドランはこういう目的だから、このボールを狙っていく」など細かい作戦面の確認も。

日本一の年の打順が印象強いですが(1番森本・2番田中)、稀哲さんと並びが逆のこともあって、僕が1番の時と2番の時、意外に半々くらいかもしれない。僕はどちらかというと2番の方が合っていて、稀哲さんも1番の方が向いていたと思います。

どちらの打順も経験すると、先頭バッターの「打ちとられ方」が次に影響するのがお互いわかるんです。もちろん出塁するのが一番いいですが、アウトになる場合も初球を簡単に打ち上げたりすると後ろの打者は打ちにくい。稀哲さんが1番だとドキドキしました、初球打ってもいいけどイヤな凡打だけはやめてくれと笑 たまにあるんですよ、初球ファースト・ファールフライとか。めっちゃ謝られました。

日本一で感じた達成感

2006年は2人とも初めてレギュラーになった年。チームに強力なバッターが多くて助けられました。小笠原さん、稲葉さん、セギノール、新庄さんといたので、1・2番の僕らは塁に出ればいい。役割がはっきりしていたのがよかった。

日本一の瞬間は、鎌ケ谷の辛い思い出が一気に喜びに代わって、達成感みたいなものがありました。いま思うと鎌ケ谷時代は楽しいこともあったけど、結果が出ない焦りが常にあった。「このまま(活躍できず)終わるんじゃないか」という感覚。「苦しいね」と話したこともありました。

余談ですが、僕たちは二人とも1981年生まれ。この時のファイターズのパリーグ優勝は81年以来のことで、いろんな縁も感じました。

ライバルであり、先輩であり…

稀哲さんは20年も一緒にいるので今は友達ですが、若い頃は「稀哲さんが試合に出ているから自分も頑張ろう」と思わせるライバルだった。尊敬する先輩でもありますし、もう家族みたいなものです。

今回の中継でどんな話が出るのか楽しみにしています。昔話もいいですけど、「こういう時、稀哲さんだったらどう考えますか」みたいな話も面白そう。どう考えるかは大体わかるし、共通しているところもあると思いますが、改めて二人で話してみたいです。

3月30日(火) 午後5:59~
総合テレビ(北海道ブロック)「日本ハム-西武」生中継!

田中 賢介 (たなか けんすけ)
東福岡高校から2000年ドラフト2位で日本ハムに入団。走攻守のそろった選手として、森本稀哲選手との1・2番コンビで2006年ファイターズ日本一に貢献した。ベストナイン6回 ゴールデン・グラブ賞5回。2019年に現役引退。NHK野球解説者。

2021年3月26日

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