NHK札幌放送局

#2 大志抱いた父 運命の巡り合わせ

ほっとニュースぐるっと道東!

2022年7月22日(金)午後4時04分 更新

釧路で生まれ、十勝の原野を開墾しながら絵を描き続けた画家・坂本直行(1906~1982)の足跡を辿るシリーズ「山と原野とスケッチと」。北海道の山や草花をこよなく愛し描き続けた“チョッコウさん”は、どんな人生を歩んだのか。生涯で1000枚以上描いたともいわれる「原野と日高山脈」の絵には、どんなメッセージを込めたのか。毎月放送のシリーズで直行さんの魅力に迫ります。

シリーズ2回目は、直行さんの父・弥太郎にスポットを当てます。釧路や札幌の発展に貢献した人物で、後に直行さんの人生に大きな影響を与えることになるそうです。そんな弥太郎のあゆみをひもといてみると、まさに明治の北海道の近代化の波に乗ったサクセスストーリー!?坂本龍馬との意外な繋がりも見えてきました。


【担当ディレクターの取材メモ】

今回から、いよいよシリーズの本丸に入って行きます。直行さんのシリーズではあるのですが、あえて父・弥太郎の過去を紹介することにしました。取材を始めた当初は、「番組上、そこまでの重要人物ではないのでは?(今となっては浅はかな考えです)」と思っていたのですが、調べてみると、意外な過去が次々と明らかに・・・。弥太郎が北海道に来て坂本直寛と出会っていなければ、直行さんは生まれていなかったわけですし、日高山脈や山野草の絵も存在していなかったかもしれない・・・。歴史の取材は、そんな“運命”のようなものを感じられるのが魅力だなと思います。

さてさて、今回は熊本から北海道・札幌に渡ってきた弥太郎が最初に勤めた会社について、ご紹介したいと思います。VTRでも紹介した「農家の金庫」という雑誌を発行していた「札幌興農園」という会社です。北海道大学の井上高聡さんに教えてもらったのですが、実はこの会社、私たちととってもゆかりのある会社。ヒントはこの写真。

そう、道民ならみんな知っている札幌の大通公園です。
実は、大通公園の芝生や花壇の造成を始めたのは、札幌興農園だと言われています。もともと防火帯で荒れ地になっていた場所を、せっかくだからということで整備し始めたんだそうです。春になるといろんな花が見られたり、いろんなイベントが開かれるのも、弥太郎がいた会社のおかげかもしれません。

そしてもう1つ。「五番舘デパート」という名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?当時、北日本初の百貨店として一世を風靡したのですが、この「五番舘」を作ったのも、弥太郎が勤めていた札幌興農園だそうです。

現在、札幌興農園という会社はありませんが、最初にこの会社を選んだ弥太郎は、先見の明があるというか、生来の目利きだったんだなぁと思わされます。

2022年6月17日

「直行さんに会ったことがある」、「直行さんのこんなエピソードを知っている」、「番組を見てこんなことを思った」、「こんなことを調べてほしい」、「直行さんに影響を受けて絵を描き始めた」など、みなさんからのおたよりをお待ちしています。
こちらの投稿フォームからおねがいします。

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