こんにちは、寺井紀惠です。
釧路根室地方もだんだんと風が冷たくなって秋めいてきましたね。
“芸術の秋”、皆さんは何をしてお過ごしですか? 今回、ほっとニュース北海道「JIMOTO情報」で「釧美展」を取材してきました。

「釧美展」は、釧路市で毎年開催されています。飾られているのはあわせて99の作品。そして作者は、一般市民の方々です!こつこつと描いた絵や時間をかけて作り上げてきた彫刻作品などが、審査を経て展示されています。

この美術展、今年でなんと100周年!!を迎えました。
大正の時代から開かれ、公募型の美術展としては道内で最も古い歴史があるんです。
第1回は大正10年。4人の発起人が参加して「青空画会」という名前で開かれ、会場は文房具店の2階だったそうです。戦時中は、絵具が貴重品扱いとなり、活動できなくなることもあったといいます。戦後に活動を再開して今に至るまで、大正・昭和・平成・令和と4つの時代を映し出してきました。
道東の市民作家の晴れ舞台として、長年親しまれてきた「釧美展」。
去年は新型コロナウイルスの影響で開催できませんでしたが、その分、ことし出品された作品からは、作者1人1人の制作への熱量、思いの熱さを感じられました。節目を迎えた市民による市民のための美術展、新たな100年に向かってこれからも楽しみですね!
追伸
私もこっそり出品しました。(ありがたいことに入選させていただけました……)
2021年9月17日
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