NHK札幌放送局

新生イーグルス始動!監督とキャプテンに聞く

いぶりDAYひだか

2021年6月4日(金)午後7時20分 更新

苫小牧市を拠点とするアイスホッケーの「レッドイーグルス北海道」が今月、活動をスタートさせました。実業団の王子イーグルスから複数のスポンサーに支えてもらうクラブチームへと生まれ変わり、初めてのシーズンに挑みます。どのようなチーム像を描いているのか。チームを指揮する菅原宣宏監督と橋本僚主将に聞きました。 (苫小牧支局 中尾絢一)

(左)菅原宣宏監督  (右)橋本僚主将


Q.今月1日が初めての練習でした。どんな気持ちで臨んだのでしょうか?

菅原監督:王子イーグルスがなくなったときは、寂しいなという気持ちが強かったです。今は何をやっていくかを整理しながら、先のことを見据えているので、あまり感情的になっていません。ただ日を追うごとに責任も感じていますし、やっていくぞという気持ちにもなっています。

橋本主将:率直な気持ちとしては、本当にわくわくとか楽しみの気持ちが強いです。クラブ化することで、選手が今までとは違う意識を持っていることを感じました。


Q.クラブチームになることで、どんな変化があるのでしょうか?

橋本主将:10年先、20年先もアイスホッケー文化がしっかり残るように一人ひとりが自覚を持ってやっていかなければいけないという意識です。アイスホッケーをもっと応援してもらうためには、地域に貢献できるような活動があると思います。道内の小学校を訪問し、アイスホッケーの競技や選手の思いを伝えることや、市内を中心とした企業や会社に足を運んでSNSでPRに協力することなど、地域に密着して助け合いながらやっていけたらと思います。その中で、アイスホッケーをもっと地域の人に知ってもらい、応援してもらえるチームになりたいです。


Q.アイスホッケー界の危機感は選手としてどのように感じていますか?

橋本主将:アジアリーグが必ずしも選手たちが目指すべきトップリーグになっていないのかなという危機感があります。私は長年アイスホッケーを続けてきた一方で、続けたくても続けられずにアイスホッケーから離れる選手たちも目にしてきました。そこには様々な要因がありますが、待遇面も大きな理由の1つです。プロになっても生活が苦しいのであれば、一般企業に就職してアイスホッケーを諦めてしまう人もいます。プロ選手を目指して頑張る思いを持ち続けることが難しくなっています。まずは、このリーグをアイスホッケー選手全員の憧れの舞台に私たちが変えていかなければいけません。

陸上トレーニングする選手たち

菅原監督:アイスホッケーの人気を高めていくためには、地域密着して愛されるチームになると同時に、チームの強さを追求していくことも大切です。昨シーズンは、選手たちの頑張りとみなさんの後押しを受けて、ジャパンカップで勝率8割を超える成績を残し、優勝することができましたが、全日本選手権は3位に終わりました。今シーズンはこの2つの大きなタイトルを必ずとるという強い気持ちを持っています。


Q.タイトルをとるためにどんな戦略を立てていますか?

菅原監督:アイスホッケーの面でも常に新しいことにチャレンジします。昨シーズンと同じことを繰り返して現状を維持できたとしても、長い目で見れば、それは後退を意味します。イーグルスの選手層は非常に厚いですが、ベテラン選手も多くなってきています。そのベテラン選手たちを引きずり下ろしてでも前に出ていく若い選手たちが増えることを期待しています。

今シーズンは日本人選手25人で、外国人選手を獲得しません。外国人選手はチームの中で大きな戦力になるのは間違いないです。ただ外国人選手が多くいるリーグだと、どうしても中心になるのが外国人選手ばかりになってしまう。日本人選手のチームで臨む今シーズンだからこそ、多くのチャンスも生まれると考えています。チームから日本代表の中心になれるような存在が出てくることを期待しています。


Q.新生イーグルスの目指すチーム像はどんなものでしょうか?

菅原監督:選手とスタッフとともに「自分たちがなりたい姿はどういう姿か」と話し合いました。選手たちから出てきた言葉はあこがれの存在になりたいという言葉でした。強くて、優勝できたとしても、誰からも尊敬もされない、あこがれも抱かれない、そんなチームにはなりたくないと。
そこにはアイスホッケーでの成績に加えて、地域に貢献しているという普段の行動も重要だと思っています。子供たち、そしてスポーツファンの皆さんのあこがれの存在になれるようにチーム一丸となって活動していきたい。

橋本主将:私の出身は後志の岩内町です。アイスホッケーを始めたのが泊村でしたが、今では泊村のチームのメンバー数も一桁と非常に少なくなっています。苫小牧はアイスホッケーが盛んですが、道内にはアイスホッケーが知られていない地域もまだまだ多くあると思います。
実際に多くの地域に足を運んで、選手自身が発信することが大切だと考えています。北海道全体を巻き込んで、アイスホッケーを応援してもらい、少しでもあこがれのチームに近づきたいです。

(2021年6月4日放送)


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