NHK札幌放送局

アイヌ語バス案内の旅 WEB #アイヌ

0755DDチャンネル

2020年5月29日(金)午後6時30分 更新

公共交通機関ではじめてアイヌ語の案内放送が聞けるようになったのが、道南バスの平取町内の区間です。苫小牧発の特急ひだか号に乗って、アイヌ語の案内を聞いてみました。
初回放送:2019年7月6日

||苫小牧駅前をスタート
アイヌ語での案内放送が聞けるのは、道南バスの運行する①高速ひだか号(札幌ー日高)②特急ひだか号(苫小牧ー日高)③日高富川高校線のあわせて8便の平取町内です。
※初回放送時点です。
※高速ひだか号は2019年12月から運休になりました。

どんなアイヌ語放送を聞くことができるのか、苫小牧駅前を午後2時25分に出発する特急ひだか号に乗り込んで見ました。

||平取町の手前で最初のアナウンスが・・・
苫小牧駅を出発しておよそ1時間20分。日高町富川の停留所を出ると、さっそく車内放送で・・・。

||主なバス停のアイヌ語名と由来 音声

主なバス停のアイヌ語地名の由来と音声をご紹介します。※音声は動画をクリックして再生してください。

紫雲古津 スムンコッ=西の窪み ※諸説あります

案内音声はこちら


去場 サㇻパ=ヨシ原の上手

音声はこちらから

平取 ピラウトゥㇽ=崖の間

音声はこちらから

資料館前 ピパウシ=カワシンジュガイがいるところ

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荷負 ニオイ=流木が集まるところ

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長知内 オサッナイ=川尻が乾く川

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振内案内所前 フレナイ=赤い川

音声はこちらから

イケウリ入り口 イケウレリ=削るところ(?)※諸説あります

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仁世宇 ニセウ=どんぐり

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敷舎内 シキウㇱナイ=オニガヤのある沢 ※諸説あります

音声はこちらから

||52か所のバス停をアイヌ語で表現
アイヌ語の専門家が52か所のバス停と乗り降りの案内をアイヌ語で表現しました。車内アナウンスは平取町出身のアイヌ民族の関根摩耶さんが担当しました。

||松浦武四郎が残した地図と比べてみると・・・
バスが走る沙流川流域は、あの松浦武四郎も訪ねています。書き残した東西蝦夷山川地理取調図と現代のバス路線を照らし合わせてみると、今につながると見られる地名を見つけることができます。

||札幌ではアイヌ語の天気予報を見られます
札幌市内には、アイヌ語で天気予報を見ることができる場所があります。札幌地下鉄さっぽろ駅そばのミナパ(「大勢が笑う」の意味)では、大型スクリーンにほかのデジタル作品とともに、アイヌ語の天気予報が表示されます。

0755DDチャンネル「アイヌ語バス案内の旅」
初回放送:2019年7月6日(土)


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