17日午後、札幌市の藻岩山の登山道でヒグマの出没があり、警察が登山客や付近の住民に注意を呼びかけています。
17日午後1時20分ごろ、札幌市南区にある南区自然歩道藻岩山ルートの市民スキー場入口から1.5kmの地点で、クマを目撃したと登山客の男性から警察に通報がありました。
警察によりますと、目撃されたクマは体長が1メートルほどで、下山中だった男性の目の前で登山道を横切り、すぐに姿が見えなくなったということです。
男性にけがはありませんでした。
警察は、ほかの登山客や付近の住民にクマの出没を知らせて注意を呼びかけています。
一方、登山道を管理する札幌市は、藻岩山一帯がもともとクマの生息域であることから登山道を閉鎖する措置はとらず、注意喚起の看板を設置して登山客に警戒を呼びかけるということです。