NHK札幌放送局

ひるナマトークスペシャル「色彩豊かな“切り絵”の世界をのぞく」

ひるナマ放送記録

2020年9月17日(木)午後6時02分 更新

ゲストは、札幌を拠点に活動するプロの切り絵作家、黒川絵里奈(くろかわ・えりな)さんです。
従来のイメージを変える黒川さん独自の色彩豊かな切り絵の世界をたっぷりとお伝えしました。 

切り絵というと平面で黒一色のイメージがありますが、黒川さんが手がける作品は、繊細で色鮮やか。そして、切り絵とは思えない立体的な表現で見る人を魅了しています。

今年は、金魚や源氏物語をテーマにした作品を多く手がけています。

これらは、外出自粛生活から着想しました。金魚鉢の中でしか生きられない金魚、一生ステイホームが当たり前だった平安時代の貴族の女性。この2つが共通するのは自由を制限されているということ。その背景が自粛生活と重なり制作のヒントになった作品なんです。
黒川さんのこだわりは、人にしかできないことやアイデアに重点を置くこと。
シンプルでも作品の世界観や奥行きを大事にするよう制作しています。

黒川さんが切り絵作家として活動を始めて8年。そのきっかけとなったのは、人形劇のワークショップに参加したことでした。

講師は、小樽出身でチェコ在住の人形劇作家、沢則行さん。東京オリンピック・パラリンピックに登場する予定の巨大操り人形の制作指揮をとる世界的にも著名な方です。

沢さんの人形劇は特殊で、舞台背景に切り絵をプロジェクターで映し出す影絵を使っていました。

黒川さんは、影絵の技術を学ぶ過程でストーリーを想像しながら作る切り絵の魅力にどんどんのめりこんでいきました。3年間のワークショップを終えた黒川さんは、切り絵で生計を立てると決意。
2012年から本格的に切り絵作家として活動をスタートさせたのです。

独自の発想で生み出す黒川さんの作品は、テーマを変えるごとに年々進化し続けています。

活動を始めた当初は黒がベースの作品でしたが、他の作家さんと似てしまう弱点に気づきました。
そこで、着色したグラデーションの紙を背景に使うことで個性を出すように工夫しました。
さらに進化は止まりません。

額縁から飛び出した人形のような巨大作品にも挑戦します。全長約1.5メートル。
切り絵のイメージの枠を飛び出すような作品です。切り絵は、誰かが決めたルールがあるわけではない。だからこそ、まだ、誰も見たことがない切り絵の世界を表現しようと制作したそうです。

最近では、蓮の花をモチーフにした優美な立体作品も手がけています。
切り絵だと疑ってしまうほど繊細に作られています。

常に新しい表現の切り絵を生み出している黒川さん。
今後は、縄文時代の文様をモチーフにした作品にも挑戦したいと話していました。

黒川さんの作品を見てみたいという方必見!10月に千歳市で展覧会が開かれます。

本物の金魚と黒川さんの金魚の切り絵を展示するユニークな展覧会です。
ぜひ、足を運んでみてください。

【出演】切り絵作家 黒川 絵里奈さん

放送日 2020年9月10日(木)

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