8月6日に開幕する夏の甲子園。北北海道大会の代表として出場するのは旭川大高です。
北北海道大会最多の10回目の出場になります。
秋と春の大会はともに地区大会で敗れ、多くの悔しさから成長を遂げ甲子園出場をつかみ取りました。
チームを指揮する端場監督も「秋は何もできずに、春はやりたいことが出来なかった。これまでの地区大会での敗戦がチームを強くした」とチームの成長に確かな手ごたえを感じていました。
長身右腕がチームの軸に!池田翔哉投手 山保亮太投手
今年の旭川大高は、2人の長身右腕がチームをけん引しています。
身長182センチの池田翔哉投手と184センチの山保亮太投手です。
池田投手は、コントロールの良さが持ち味で、この夏は5試合(19回)を投げて、許した四球はわずかに2つ。特にアウトコースの制球力が抜群です。
山保投手は、長身を生かした角度のあるボールで打者を打ち取っていくピッチャーです。
夏の大会では32回を投げてイニング数を上回る35の三振を奪いました。リードする捕手の大渕選手も「高いところから角度があって伸びてくる球」と話すストレートで全国のバッターと相対します。
“旭川大高”として戦う最後の夏の大会
これまで北北海道大会で数多くの歴史を刻んできた旭川大高。
監督、コーチ、選手の皆さんはある特別な思いを持ってこの夏に挑んでいます。
来年春からは、新しい学校名になることが検討されているため、旭川大学高校という名前で戦う最後の夏の甲子園になるからです。北北海道で最も優勝を知る旭川大高が、29年ぶりの夏の勝利を目指します。
NHK札幌放送局 小山凌
2022年8月3日