NHK札幌放送局

世界遺産登録1年!気軽に縄文に触れる

道南web

2022年7月22日(金)午前9時33分 更新

「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されてから一年。でも「まだまだ馴染みがない」という方もいらっしゃるのでは・・・?そんなあなたのために、縄文文化に気軽に触れられる函館市内のスポットをご紹介しますよ。

すぐそこにある”いにしえの文化“

まず向かったのは市立函館博物館です。ここには縄文にまつわる土器などの出土品が展示されています。

まずは定番の「縄文土器」。「縄文」の名の由来ともなった「縄目の模様」が特徴です。ただ、実はそれだけではないんですね。こちらは初期のもので貝殻で模様をつけた土器みたいです。近くで見ると作りが繊細かつ緻密で素晴らしかったです。

学芸員の福田裕二さんによると土器は縄文時代の大発明だそうです。

「土器はもっぱら煮炊きのために作ったものですが、物を煮て食べることで沢山の色んな食料を摂取できるようになりました。特に植物ですね。これによって人類は大きく生活を変えたということが言えます」

固い物や毒があるものを煮炊きして食料に出来るようになったことで一か所に留まって暮らす、定住が始まったと考えられているんだそうです。

そしてこちら。ユニークな形ですよね。エゾシカの角から削りだした人の形をした出土品「角偶(カクグウ)」です。大きさは5センチほど。函館市の戸井貝塚で見つかったそうです。狩りや漁の成功を祈るとか、安産とか様々な用途が考えられています。「神頼み」ってこの時代から行われていたんですね。共感します!

家族愛は不変!

続いてやってきたのは、世界文化遺産に登録された遺跡の1つ、大船遺跡です。大きなもので深さ2m。今からおよそ4500年前に大規模集落があった場所と考えられています。のんびりした穏やかな時間が流れ縄文時代にタイムスリップしたようでした。
縄文人はどんな暮らしをしていたのか、当時を再現した住居をガイドの大宮トシ子さんに案内してもらいました。

中に入ってみると結構ひんやり。深く掘ることで夏涼しく、冬温かいという作りになっていると考えられているんだそうです。

注目は床の中ほどにある穴。「中央ピット」と呼ばれています。お産した後の後産(へその緒)などをここに埋めて大事に守っていた場所だと考えられています。子どもを思う気持ちはずっと変わらないんですね。

「縄文時代」というとはるか昔の話のように感じますが、現代の私たちとも共通する部分が多く親近感を覚えました!

(NHK函館 奥野真代)

#なんか見ささる

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