地震発生直後、アナウンサーはなぜすぐに詳しい地震情報を読めるの?皆様から多く寄せられる質問にお答えします。NHKで行っている報道訓練の様子とその秘密を紹介します!!
いざ、訓練開始!
番組放送中に地震が起きたと想定した訓練をNHKでは定期的に行っています。番組責任者が放送しているものを中断して、地震情報を放送するよう指示します。アナウンサーは地震情報を読み、裏側のスタッフは目まぐるしく動き出します。地震が起きたことを示す地図や外のカメラに映像を切り替えて素早く対応、スタッフ間の連携が重要です。


アナウンサーはなぜ正確な地震情報が分かるのか
アナウンサーはなぜ地震情報が分かるのか。秘密は手元にあるタブレット。そこには次々と更新されていく地震の原稿が表示されています。市町村名には振り仮名もついていてとても便利です。


自動で瞬時に作られる原稿と地図
NHKに気象庁からデータが届くと、瞬時に原稿と地図がつくられるようになっています。

そのデータには震度や地点コードと呼ばれる場所情報があり、自動で読み込まれて変換される仕組みになっています。
訓練は定期的に行っていますが、大切なのは紹介した装置がいつでも正常に作動するということです。そのために技術部では日々点検を行い、自然災害などに迅速で正確に対応できるよう万全の準備をしています。

<NHK函館の技術職員>
菅谷 将信
北海道出身。3年前から函館局に勤務。函館山に登山をしたあとに眺める函館市の景色が大好きです。地元ハンバーガーショップのあんかけ焼きそばがお気に入り。

#なんかみささる