NHK札幌放送局

アイヌ語由来の地名たどる写真家 #アイヌ

ほっとニュース北海道

2019年4月11日(木)午後6時21分 更新

アイヌ語に由来する地名が残る道内各地の風景を撮影する写真家の作品が写真界の芥川賞といわれる木村伊兵衛写真賞にことしノミネートされるなど注目を集めています。

札幌市の写真家の露口啓二さんはおよそ20年にわたりアイヌの時代と現代の間にある写真に写り込まない「時間の隔たり」を表現してきました。

去年出版された露口さんの最新作「地名」にはアイヌ語に由来した道内47カ所の風景写真が収められています。

作品は2枚の組み写真とその下の説明文の3点で構成されていて、説明文には今の地名とともにアイヌ語の地名とその意味が併記されています。

2枚の写真は同じ場所で撮影されていますが、時期と構図が異なります。

撮影の際、露口さんがこだわるのは自らの「主観」を取り除くことで、撮影場所は直感で決め、現場でシャッターを切るのは1回のみです。
露口さんの写真にはアイヌの人々や伝統文化は登場しません。
何気ない風景写真からアイヌ民族の土地がその後、北海道になった道のりを感じてほしいと考えています。

露口さんは「北海道の歴史を考えれば、和人たちが開拓者として入ってくる以前からアイヌの文化があって、それを抜きにして北海道の風景は考えられません。先住民族であるアイヌの文化を自分たちの地名にしてしまったことを今生きている私たちは意識しなければならないのではないか」と話しています。

(2019年4月10日放送)

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