NHK札幌放送局

クマと上手に付き合うために #ヒグマ

オホーツクチャンネル

2020年5月22日(金)午後7時00分 更新

長い長い冬が明けて、クマが活発に行動する時期を迎えています。オホーツク地域では、5月に入ってから人の捨てたゴミをクマがくわえている姿が目撃されていたり、クマが人の足をかんだりする事例が起きています!

事例① 新型コロナウイルスの影響が知床にも・・・

世界自然遺産の知床で、プラスチックの袋をくわえているヒグマが目撃されました。知床で自然保護活動や研究を行う「知床財団」が、5月5日に、知床の幌別地区で撮影しました。財団によると、4月ごろから空き缶や生ゴミ、それにプラスチックのゴミ袋などが相次いで投棄されているということです。

財団は、新型コロナウイルスの対策でコンビニエンスストアなどのごみ箱が撤去されていたため、ゴミの投棄が増えているのではないかと指摘しています。 

ヒグマが一度人間の食べ物の味を覚えてしまうと、人里に繰り返し出没し、人に危害を加える恐れがあるため、最後には殺処分をしなければなりません。財団は、こうした行為をやめるよう呼びかけていて、ホームページなどでも注意を呼び掛けています。

知床財団 村上拓弥さん 「知床ではヒグマなどの野生生物が人に近いところで生活している。人が捨てたゴミを食べたヒグマは、人を襲う可能性も高まるので絶対にやめて欲しい」

事例② 62歳男性がクマに右足かまれる

山菜採りに訪れていた62歳の男性がクマに襲われました。
5月8日、旭川市の62歳の男性が、滝上町滝上原野の山林を歩いていて、クマに右足をかまれました。男性は、ドクターヘリで旭川市内の病院に搬送され、全治3週間のケガを負いましたが、命に別状はないということです。男性は「親子とみられる2頭のクマに遭遇し、そのうちの1頭にかまれた」と警察に話しているということです。

事例③ 民家の敷地内に出没するクマをカメラが捉えた

市街地にもクマが出没しています。5月11日、興部町で住宅の敷地内にクマ1頭がいると警察に通報がありました。役場の職員や猟銃会でクマを追跡、クマは市街地を歩き回ったため、その日の夕方に殺処分されました。

興部町では、連日クマの出没が相次いでいます。町は、今年はドングリが豊作だったためクマが街中に落ちているのドングリを求めて活動的になっているとみて、警戒しています。

ルールを守って まずは出会わない
知床財団のホームページでは、長年クマと人のトラブル対策に関わっていた財団と北アメリカの研究者で作成している「ヒグマ対処法」を紹介しています。 「クマに出会わない」対策は大きく分けて3つあります。

①人がいることをクマに知らせる。
②ヒグマが頻繁に利用する場所を避ける。
③ゴミを捨てたり食べ物を野外に放置しない。

ユニークでわかりやすい動画でもルールを確認することが出来ます
「知床財団」は、プロ野球・日本ハムのクマのマスコット「B☆B」と協力して、知床でヒグマに出会ったときにしてはいけない3つの行動をまとめた動画を公開しています。

動画は2分程度で、野球のスリーアウトにちなんで知床でヒグマに出会った時、①車から降る②近寄る③エサをあげるという3つの行動は、危険なのでやめるよう呼びかけています。この動画は、知床財団のホームページで見られます。

2020年5月22日

北見放送局の日々のニュースはこちらhttps://www.nhk.or.jp/hokkaido/caster/okhotsk/

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