NHK札幌放送局

帯広市 人口道内5位に 釧路市を逆転

ほっとニュース北海道

2021年1月13日(水)午後0時49分 更新

2020年12月末時点の帯広市と釧路市の人口が発表され、これまで道内6位だった帯広市が5位だった釧路市を3人上回り、人口規模で逆転しました。

ひと家族分の差!?

帯広市と釧路市が住民基本台帳に基づいて行ったまとめによりますと、先月末時点の人口は帯広市が16万5670人、釧路市が16万5667人で、帯広市が釧路市を3人上回りました。
この結果、人口規模でこれまで道内6位だった帯広市が、札幌市、旭川市、函館市、苫小牧市に次いで道内5位になりました。

+36人 -151人 で逆転

2020年11月末時点の人口は釧路市が16万5818人、帯広市は16万5636人で、釧路市が帯広市より182人多くなっていましたが、この1か月で帯広市が34人増えた一方、釧路市は151人減って逆転しました。
釧路市の人口はピーク時の昭和56年には23万人でしたが、基幹産業の衰退に伴う流出などでこの10年で2万人近くが減り、急速な人口減少が進んでいます。

民間企業の中には釧路市から工場を撤退させたり、道東での拠点を帯広市に移したりする動きが出ていて、道東地域のまちづくりにも影響が出そうです。

帯広市で聞いてみた

帯広市の人口が釧路市を上回ったことについて、帯広市民からは基幹産業の農業が好調なことを要因として指摘する声が多く聞こえてきました。

70代女性
「釧路は製紙工場などで撤退の動きがありますが、帯広は農業があるので人口の落ち込みが少ないのだと思います。今は3人差ですが、今後、差が開いていくのではないかと思います」
70代男性
「釧路は炭鉱や漁業が下火になっていますが、帯広は農業が土台にあるので、抜くべくして抜いたのかなと思います」
60代女性
「大変うれしいです。帯広にはおいしい農産物があり、天気もいいので、住みやすいのが1つの要因だと思います」
中学3年生 男子生徒
「帯広は自然が多くて住みやすい面も関係していると思います」
70代男性
「農業や畜産が盛んなので本州からも人を呼び込めば、帯広はもっと発展できると思います」

「釧路市とともに」帯広市長

帯広市の米沢則寿市長は、今後も釧路市と協力し道東の地域作りを進めていきたいという考えです。

帯広市 米沢市長
「帯広市・釧路市どちらの人口が多いとか少ないではなく、釧路市とはこれまで同様に一緒に協同してできるものを一生懸命やっていきたい」

人口逆転の要因については―

米沢市長
「人口が減っていくというトレンドの中、どうしたら少しでも減り方が少なくなるのかこれまで議論しながらやってきた。帯広市は農業が基盤であり、質のいい仕事を農業の周辺で作ることができ、住みたいという人を一定程度キープできたのではないかと思う」

さらに米沢市長は、子育て環境の整備など人口減少対策に力を入れていく考えを示しました。

米沢市長
「人が生きていく上で必要なものをしっかりと将来にむけてつくっていきたい」

釧路市で聞いてみると

釧路市民に帯広市に人口で逆転されたことについて聞きました。

20代女性
「釧路には遊ぶ場所も就職先も少ないので、同世代の友人はみんな転出してしまいます」
70代男性
「基幹産業が衰退したことが人口減少の大きな理由だと思います。今の釧路市の状況は昔と比べて勢いがありません」
釧路駅前で模型店を経営する男性
「人口は少なくなっていきますが、そこに住む人が満足な生活を送ることができるよう頑張らなければいけないと思います」

釧路市の蝦名大也市長は、コメントを出しました。

人口減少が続いていることは事実として重く受け止めています。少子化対策を進めるとともに引き続き経済活性化に努め、働きやすい環境をつくるための子育て支援などに重点的に取り組んでまいります。【コメント】

2021年1月12日放送


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