NHK札幌放送局

津波で浸水したらどうなる?最新技術で体験

札幌局広報スタッフ

2022年3月4日(金)午後0時30分 更新

2月9日、十勝の豊頃町の小学校で津波を想定した避難訓練が行われました。 訓練後に行われた防災出前授業にはNHKも参加し、最新技術を使って、津波で周囲が浸水したらどう見えるのか子どもたちに疑似体験してもらいました。 

【いち早い避難を】

豊頃町の沿岸にある大津小学校では、町と協力して年に3回、避難訓練を行っています。訓練のポイントは「いかに早く避難行動に移ることができるか」です。

千島海溝を震源とする巨大地震で豊頃町では道の想定で、最大22メートルの津波が押し寄せるとされています。千島海溝の巨大地震では町に津波が到達するのは地震発生から40分以内と想定されています。いつ襲ってくるか分からない地震と津波から身を守るには、いかに早く避難行動に移せるかがポイントです。


【大切なのは事前の備え】

大津小学校では、げた箱の脇に、全校児童10人全員分の防災用品が入ったリュックサックを常備しています。中に入っているのは、避難生活で必要な非常食などです。
訓練が始まると、児童たちは手際よく自分のリュックサックを手に取り、一列に並んで近くの集会所まで歩いて避難しました。


【最新技術で浸水を疑似体験】

訓練のあとには集会所で防災出前授業も開かれました。授業にはNHKも参加し、AR=拡張現実の技術を使い、津波で周囲が浸水するとどう見えるのか、子どもたちに疑似体験してもらいました。

この体験では、津波の高さや漂流物の有無なども変えることができます。1メートルの浸水を体験してみると、首元まで水に浸かってしまう児童もいて、会場では驚きの声が上がっていました。


【30センチの浸水でも…】

授業で講師を務めたのはNHK北海道東営業センターの神田健斗職員です。

神田職員が子どもたちに伝えたのは、足元が覆われる程度の30センチの浸水でも、流れがあると歩くのが難しくなってしまうことです。授業ではどんなに低い波であっても避難行動に移らなければならないことを、拡張現実の技術を通じて、子どもたちに学んでもらうのがねらいです。


6年生の児童
「30センチの高さの津波でも歩くのが難しくなるというのは初めて知り、驚きました。実際に津波が来ても落ち着いて避難できるようにしたいと思います」
大津小学校 須藤正博校長
「子どもたちには自分の命をしっかり守るとともに、周りも助けられるような大人になってもらえればと思います」

NHK北海道東営業センターの取り組みはこちらでも紹介しています。
水害から命を守る~標津町~取り組みの主役は子どもたち#道東スペシャル


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