NHK札幌放送局

志望大学 コロナで地元志向強まる

ほっとニュースweb

2021年2月9日(火)午後5時29分 更新

新型コロナウイルス感染拡大は、志望大学の選択にも影響していることが明らかになりました。受験生たちにどんな変化が表れているのでしょうか。

出願傾向から見えること

ことしの国公立大学の2次試験の願書の受け付けが2月5日で締め切られました。出願傾向を見ますと例年とは異なる傾向が見えてきました。

道内の大学の志願状況(2/5現在)

  • 北海道大学
    募集人数2416人 出願者数8621人 平均倍率3.6倍
  • 小樽商科大学
    募集人数370人 出願者数1218人 平均倍率3.3倍
  • 北見工業大学
    募集人数286人 出願者数1283人 平均倍率4.5倍

北海道大学のことしの出願者数は、去年と比べておよそ1100人減少、平均倍率が0.4ポイント低くなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、都道府県をまたいでの移動を控える動きがあることと関係があるのか、北海道大学に聞いてみると —

北海道大学
「詳しい分析は行っていないが、道外からの受験生が減った可能性もある」

予備校で聞いてみた

受験生が志望校を選ぶ傾向への変化を予備校で取材しました。大手予備校「河合塾札幌校」(札幌市北区)には、浪人生・現役生合わせておよそ800人が通っています。

河合塾札幌校
「例年、国公立大学を志望する受験生は、学力のレベルや試験科目などによって全国各地の大学を選びますが、ことしの受験生は夏ごろから道内に絞り込んでいく動きがありました」

私立大学を志望する受験生にもその傾向は見られ、去年8月に河合塾が行った調査によりますと、道内の受験生が地元の私立大学を志望する割合は62%と、前の年より2ポイント増えたことが分かりました。

道外で受験することのリスク

さらに試験会場が道外にしか設けられていない大学を避け、道内でも受験できる大学を選ぶ人も増えているということです。河合塾は、こうした状況について、首都圏など道外の受験会場への移動によって新型コロナの感染リスクが高まることを避ける受験生が増えているものとみています。
さらに、多くの大学がオンライン授業を行うなか、友人が出来にくい環境で、道外の1人暮らしで大学生活を送ることを避ける傾向もあるとみています。

河合塾札幌校・北山健一校舎長
「難関大学に関しては志望を変えず貫く傾向がみられる一方、新型コロナの影響を受けて道内の大学を受けたいという声も多い。感染の終息が見えない中オンライン授業を受けながら1人暮らしをするよりも、自宅から通える大学を選択した方がいいのではという保護者の意見も多い」

2021年2月9日

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