ミュージカルや伝統的な舞踊などを通じて、アイヌ文化への理解を深めてもらおうという催しが札幌市で開かれました。
この催しは、さまざまなかたちの表現を通じてアイヌ文化への理解を深めてもらおうと、毎年、開かれています。
はじめに和人とアイヌの人たちとの共生を模索した江戸時代末期の探検家、松浦武四郎の半生を描いたミュージカルが上演されました。
このあとアイヌの儀式の中で受け継がれてきた歌と踊りが披露されたほか、伝統の音楽をドラムなどの楽器を使って現代風にアレンジした作品も演奏されました。
踊りを披露した、アイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」の職員、山道ヒビキさんは「こんなに大舞台は初めてなので緊張しましたが、ウポポイ以外で歌や踊りを紹介できてうれしい。アイヌという存在がいるということを知ってもらうために頑張っているので、良い機会になりました」と話していました。
2021年9月18日放送