NHK札幌放送局

今が旬! “自然の神秘”を より見やすく

江連 すみれ

2022年1月25日(火)午後6時18分 更新

こんにちは。キャスターの江連すみれです。
1月19日のおはよう北海道で放送された水曜キャラバンでは、豊頃町から、ジュエリーアイスの話題をお伝えしました。

ジュエリーアイスは、寒さが厳しい1月から2月に、太平洋に面した大津海岸のあたりに打ちあがる氷です。
その特徴は、透明さ。透明度が高いため、太陽の光を鮮やかに反射します。
天気や時間によって、赤、青、金色などに輝き、様々な表情が見られます。部分的にとけて穴が空くなど、形が独特なものもあります。

この美しさを一目見たり、写真に収めたりするため、週末になると早朝から多くの人が海岸を訪れます。

このジュエリーアイスは、大津海岸のすぐ近くを流れる十勝川の水が凍ってできた分厚い氷が、潮の満ち引きによって割れ、割れた氷が波にもまれて磨き上げられ、風で海岸に近づき、潮の満ち引きで打ち上げられたものです。自然現象のため、気温や潮位、風向など様々な自然の要素がそろって初めて出現するもので、時間や日によっては必ずしも見ることができるとは限りません。
これまで、はるばる来たのにジュエリーアイスを見られなかった…という声もあったそうです。
そこで新たに導入されたのが、こちらのカメラ。

ジュエリーアイスの研究に取り組む、北見工業大学のグループが設置しました。
赤外線センサーつきで、夜間も撮影ができ、24時間海岸の様子を撮影しています。
今年からは、このカメラが撮影した、30分ごとの海岸の画像がホームページで見られるようになりました。
これで、ジュエリーアイスが打ちあがっているかチェックしてから見に来ることができます。

カメラを設置した、北見工業大学准教授の吉川泰弘さんは、もともと川の氷の研究をされていて、5年前からジュエリーアイスの研究に打ち込んだといいます。
吉川さんは、「ジュエリーアイスの注目が高まり、研究を始めようと実際に見に来たところ、本当に美しいとほれこみました。豊頃町だけでなく、道内各地でも見られるかもしれないので、宝探しをするような気持ちで研究しています。」と話していました。

さらに、吉川さんは、カメラのほかにも、風速計や水位計を設置したり、GPSを使ったりと、様々な観測をしています。潮位や風向など、どんな条件であればジュエリーアイスが発生しやすいか、だんだんわかるようになってきているそうで、来年ごろには、多い・普通・少ないの3段階で10日先までの予測を公開したいと考えているそうです。

神秘の現象が、ますます身近なものになっていきそうで楽しみですね!


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