NHK札幌放送局

ひるナマトークスペシャル『星空の神秘に魅せられて』

ひるナマ放送記録

2021年9月22日(水)午後6時12分 更新

ゲストは、札幌市在住の星空写真家、横山明日香さんです。横山さんは、子育ての傍ら、週末を中心に道内各地に出向き、星空の写真を撮影しています。北海道でみられる素敵な星空を紹介していただきながら、横山さんが魅せられた星空の神秘な世界、そしてその魅力に迫りました。

こちらの写真は、留萌市にある人型の灯台、「波灯の女(はとうのひと)」と星空を撮影したものです。横山さんはこの女性がまるで宇宙と交信しているように感じ、それを写真で表現しました。
「この女性は、自分自身でもあり、この星空を見ている皆さん自身でもあるんです」と語ります。
遠く離れて暮らす誰かに、「私はここにいるよ」とメッセージを送っている姿を、空に広がる星たちが静かに見守ってくれている、そんな風にも感じるのだそうです。

続いてこちらの写真。少し変わった写真に見えますが、実はこれは魚眼レンズを使って撮影したものを90度回転させています。竪琴の弦に見立てているのは「電線」。撮影したのは、長沼町の農地です。北海道の観光地では観光客や写真愛好家が、写真に電線などが入り込むのを嫌い、無断で畑に入ってしまうという話もあります。そんな状況を知った横山さんは、この写真で「電線もステキな被写体になるよね」と思ってもらいたいと考えています。

さらにこちらの写真は、胆振東部地震が起きた安平町で、地震の翌年に撮影されたもの。大きな地震被害を乗り越えて農家の人が育てた菜の花の生命力とそれを抱く宇宙の両方を同時に撮影す
ることができた一枚です。星空を撮影する人の中には、空だけを写している人も多く見られますが、横山さんはあえて人工的に作られた造形物や町の灯りなどを入れることで、人の営み・自然の息吹などを感じられるような写真にすることを意識しているそうです。

小さい頃から、星や宇宙に興味があった横山さん。幼稚園の七夕に書いた言葉はなんと「おほしさまはどうしてひかるのか、しりたい」だったのだとか。写真を始めたのは、会社勤めをしていた30歳のころ。たまたま借り物の一眼レフが手元にあったことがきっかけです。カメラを触っているうちに子供のころの星を見た時の感動がよみがえり、星空を撮りたいという気持ちが沸いてきたのだといいます。そして、たまたま写真展で見かけたオーロラ写真に魅せられ、2004年なんと単独でカナダへオーロラ撮影の旅に出かけました。

当時は、英語もできない、車もペーパードライバーという状況だったそうですが、自分の目でオーロラを見てみたいという一心で、ペーパードライバーを返上。現地でレンタカーを借りて車中泊をしながらの撮影旅行となったそうです。

最近では、カメラのインターバル撮影の機能を利用したタイムラプス映像などの製作にもチャレンジしている横山さん。「宇宙のはるか遠くから旅してきた光が、カメラの中に届いて記録される不思議さ、そして、星と自分が光の糸でまっすぐに結ばれているという喜びみたいなものを皆さんに伝えていきたい」と語ってくれました。これからも北海道の素敵な星空の数々とその魅力を、写真を通して伝えていきたいということです。

横山さんのホームページやSNSには、他にもたくさんの星空写真が掲載されています。ぜひその美しい、神秘な世界を覗いてみてください。

【出演】星空&オーロラ写真家 横山 明日香さん
放送日 2021年7月15日(木)

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