NHK札幌放送局

北海道まるごとラジオ 放送記録▼2020年6月18日

北海道まるごとラジオ

2020年6月30日(火)午後6時56分 更新

6月18日(木)は、「舞台は北海道!MANGA!」というテーマでお送りしました。 リモートゲストは、「十勝ひとりぼっち農園」の作者、横山裕二さん。十勝に移り住み、野菜を育てながら漫画を描いていらっしゃいます。 


MCは鈴木遥アナウンサーと、佐藤千佳キャスター(月に数十冊買うほどの漫画好き!)。
プレゼンターは西阪太志アナウンサー(自称札幌局アナウンサーの中で一番の漫画好き!)です。

まずは、ご紹介する漫画のストーリーや見どころをお伝えします。そのあと、漫画にゆかりのある場所や人と、中継や電話をつないで、北海道が舞台の漫画の魅力をまるごとお届けしていきます!

では、一緒に漫画の世界にどっぷりつかりましょう!

まず1作品目は、野田サトルさんが描く人気漫画『ゴールデンカムイ』です!
西阪アナによるプレゼン!

・・・と、その前に、皆さん、Tシャツに注目してください。これは・・・!「どこに売ってるの!?」と、スタジオも盛り上がりました♪

《あらすじ》
舞台は日露戦争後の北海道。「不死身の杉元」と言われた戦場帰りの杉元佐一は、 アイヌが隠した金塊の情報を得ます。金塊のありかは、「のっぺらぼう」と呼ばれた男が、網走監獄から脱獄した囚人たちの体に刻んだ入れ墨が暗号になっているというのです。
アイヌの少女・アシリパと出会い、共に行動する杉元。陸軍の鶴見中尉、箱館戦争を生き延びた元新選組副長・土方歳三らと入れ墨の争奪戦が勃発します。さらに物語の途中で「のっぺらぼう」はアシリパの父であることが判明。杉元とアシリパは、一路「のっぺらぼう」が収監されている網走監獄を目指します。

横山さん:雑誌で連載当初から読んでいまして、始まったときに、こんな日本を舞台にした大冒険活劇の漫画ができるんだと思って、すごいスケールの壮大さにびっくりした思い出があります。
鈴木:男の子でいうと昔読んでいたドラゴンボールのようなワクワクドキドキがあるような感じが好きだと思いますけど、女性の佐藤さんもかなりハマっているそうですね。
佐藤:はい!目的をもって何かを探しに行く系は大好きですね~!(ドラゴンボールも大好きです。)
そして北海道が舞台ということで、自分が住んでいたことがある場所、行ったことのある地名が出てくるのも、ワクワクのポイントなんですよ!!
西阪:小樽から始まっていろんなところに行って、網走を目指してっていうね!!

読んだ方はわかると思いますが、『ゴールデンカムイ』は、アイヌの文化について詳しく書かれています。この作品の連載当初から監修をしている方にお話をうかがいます!

📞『アイヌ文化で読み解くゴールデンカムイ』の著者 千葉大学教授 中川裕さん

鈴木:「漫画の“監修作業”」は、どんなことをするんですか?
中川さん:基本的には、編集者からメールで来る様々な質問に答えることですね。例えば、「このアイヌ語は書き方があっているか」とか、「意味は正しいか」ということから始まって、アイヌ語のセリフがよく出てくるので、それを作るのが私の仕事の一つですね。アイヌの登場人物の名前を考えたりとかね。
鈴木:例えばどんな名前を考えられたんですか?
中川さん:私が一番考えたのは、「インカラマッ」。彼女の名前は一から考えましたね。それと、「キロランケ」。キロランケは文献の中に出てくる実在の人の名前で、そういうのを探してぴったりきそうなものを選んで、それから野田先生(作者)に選んでもらう。
鈴木:実在のキロランケは何をした人なんですか?
中川さん:名前と意味だけが残っていて、どこで何をした人かわからないのだけど、「下半身に力があった」という名前であるということがわかっているので、キロランケという人物にふさわしいなと思って選びました。

実在したキロランケさんからすると、まさか自分がゴールデンカムイの登場人物になっているとは思わないでしょうね!そして、佐藤キャスターから、漫画を読んでいて疑問が。

佐藤:アイヌ語の表記で、小さい文字はそのまま大きい文字と同じように読むことが多いと思っていたのですけど、「インカラマ」は、「インカラマ」ではなく、「インカラマ」って読むんですね?
中川さん:「一番最後の小さい」は、難しい音で、下の先を歯の裏につけるんです。言い終わったときに、下の先が歯の裏についているのが正しい発音なんです。

さらに、鈴木アナが気になっていたというヒロインのアイヌの少女「アシリパ」の名前についても興味深い話が聞けました。

中川さん:一番最初に作者の野田先生と担当の方が私の研究室に来た時点で、第一話と第二話まで原稿がほとんどできあがっていたんです。ですがヒロインの名前がまだその時点で決まってなかった。副案として出された名前があったんですけど、それはちょっとまずいな…と思ったので、それはやめておいたほうがいいって言って、それからまたいくつか候補を野田先生のほうで出してきたんですね。その中で、これはだめ、あれはだめって言ってって、残ったのが、アシリパだったんです。

候補の名前にはどんなものがあったのでしょうか。気になりますねぇ・・・!
ツイッターからは「ゴールデンカムイからアイヌ文化を勉強できました」というメッセージも寄せられました。

◆中継【リアルゴールデンカムイの世界・博物館網走監獄から!】北見放送局 井口ひかるリポーター

ここからはゆかりの地からの中継です。網走監獄は、物語の中で最も重要な場所といっても過言ではありません。この建物には、かつて実際に囚人が収容されていました。世界最大の木造の刑務所で重要文化財にも登録されています。

漫画に出てくる脱獄王・白石由竹のモデルにもなったと言われている昭和の脱獄王・白鳥由栄が入っていた独居房もあります。(本物!)独居房の中は広さが三畳ぐらいで、当時の生活を再現して布団が敷いてあります。それだけで居場所がないくらいの狭さ。そしてこの時期でも、長袖を着ていてもひんやりと涼しいので、冬はマイナス20度を下回る日もある網走、本当に囚人が逃げ出したくなる気持ちよくわかります。独居房には逃げられない仕組みがあるんです。
中継でご紹介した一部をお聴きください!

《逃げられない仕組みとは!?》

井口:独居房を紹介していきますよ。ここには逃げられない仕組みがあるんです。まず、この壁。分厚くて絶対に逃げられません。そして注目してもらいたい、2つ目。鍵をかける「錠前」なんです。その錠前、ちょっと外に付いているので1回外に出ますね。ここには木の扉がついています。
〈〈ギィィィーーー(重い木の扉の開く音)〉〉
鈴木:いい音!
井口:この錠前なんですけれども、両手で締めないといけないくらい大きいです。鍵閉めますね。
〈〈ガチャガチャガチャ(鍵をかける音)〉〉
ロックがかかりました。こんなしっかりした鍵があるところから、どうやって逃げたのか!?というと、この木の扉に、「視察孔」がついていて、この視察から逃げたんです。これは看守が、外から中を見るためについています。ふたを開けますよ。
〈〈キィィー…(ふたを開ける音)〉〉
鈴木:これもまた、重い感じしますね。
井口:はい、重たいです。ここには縦20センチ横45センチの穴が開いていて、鉄枠がついています。さらに鉄の棒が3本立っていて、さすがにこのままでは逃げ出すことはできません。じゃあ、どうしたかというと、「看守の目を盗んで、食事で出てくるお味噌汁を、金属と木のところにかけて、腐らせて鉄の枠ごと外して逃げた」そうなんです!その期間、なんと6カ月ですよ!
鈴木:6か月でそんなことできるんだ!すごい!
井口:目の前にいると、肩幅くらいしかサイズがないんです。しかも縦も20センチしかないですから、お尻とか厚みがある部分、音を出さないようにどうやって逃げたのかな…と想像力をかき立てられます!さぁ、この後、さらに外に逃げ出さないといけません!ここからもすごいんですよ。まずは音を聞いててくださいね。
〈〈パン!パン!パン!パン!(井口さんが手をたたく音)〉〉
音が響くのわかります?
鈴木:あ~!響いてましたね!
井口:廊下に出ると、床から天井の一番高いところまで7メートルもあるのです!脱獄王は、そこを上って、天井に天窓がついているんですけれども、鉄線が入った天窓を頭で割って、屋根に逃げ出したのだそうです。
鈴木:井口さんの声がすごく響いているので、すごく高さがわかりますね。
井口:そうなんです!到底届きそうもないです。

博物館網走監獄の北村明里さんは、「ゴールデンカムイの影響で世代の若い来館者が増えています。漫画を入り口としていますが、若い人たちに北海道開拓を含めた当館について知っていただくよい機会なのではないかと思っています。」と話していました。

ゴールデンカムイは、地元網走のお菓子メーカーが、網走監獄と白石由竹とをコラボさせたお菓子も大変人気なんです。大人の事情でパッケージは写せませんが・・・

ほかにも、道内の業者が作ったものがあります。漫画を読んだ人ならわかる、杉元の持っている「あの食べ物」(オソマ・みそ)や、どんな味がするんだろう!とキニナル「アザラシ」を使ったカレーも、人気の土産物になっています!

さらに、6月19日からは、「北海道の歴史・文化施設を巡りながらスマホアプリで楽しめるスタンプラリー」も始まっています。その名も、「ARスタンプラリー3」。各チェックインスポットに掲示されているポスターからQRコードを読み取って、キャラクターと一緒に記念撮影ができるというものです。
食べて、巡って、漫画の世界観を体感してみるのもいいかもしれません☆

■漫画を描く上での取材の難しさ

漫画を描く時、実際に現場まで行って取材するということはあることなんだそう。

鈴木:どんなところが難しいというか、どんなところに注意しながらやるんですか?
横山さん:そうですね。自分にある程度知識がないと深い話も聞けないので、なるべく取材に行く場合にはその取材対象に関することを勉強しておくというのが大事だなと取材する前は思っています。
西阪:横山さん、漫画の中で家を選ぶときに図書館の近くがいいって言って物件探ししましたよね。やっぱりそういうことも考えてですか。
横山さん:いや、それは違います。単純に図書館が好きなだけです。本を読むのが好きなので(笑)。
佐藤:よく漫画の最後のページで取材協力などに、資料ですとか参考のところ書いている方がたくさんいらっしゃるのを見て、漫画を読むほうは楽しいけど大変なんだろうなといつも思います。
西阪:ゴールデンカムイは特に巻末にもアイヌに関する参考資料だけでもものすごい数が書かれていますから。


ゲスト・横山裕二さんの作品。『十勝ひとりぼっち農園』です。

鈴木:横山さんは農業をやりながら漫画を描かれていますが、十勝に行って、まずどんな取材をしましたか?
横山さん:基本的には自分がやっていることが題材になるので、本格的な取材っていうのはあんまりないんですけど…やっぱり農業で分からないことをプロの農家さんに聞きに行くっていうことはやっていまして。
でも、それでも1年目に聞いても分からなかったことが、今だとわかります。自分で実際にやってようやく分かるようになったことの方が多い気がしますね。
西阪:なるほど~。成長が。
鈴木:漫画読んでいると、横山さん頑張れ!っていう目線というか、応援したくなるようなキャラクターに描かれていますからね。

では、さっそく見ていきましょう!


《あらすじ》
漫画家・横山裕二さんは、ある日、編集長から、「十勝へ移り住み、一から野菜を育て、日本一のカレーでお世話になった皆さんをもてなせ!」という指令を受け、東京から十勝に移住することに。 こうして、家探しや、野菜を作る土地の確保、畑の開墾と、まさに一から日本一のカレーへの道がスタートします。
途中、ソバの実を蒔きすぎたり、種芋や苗を手に入れるタイミングを逃したりと、クスっと笑えるドタバタアクシデントもありつつ、 徐々に育っていく野菜たち。 迎えた秋の収穫祭、審査員としてやってきた巨匠漫画家が納得するカレーは作れたのでしょうか!?

横山さん:(西阪アナによるあらすじを聴いて)すごい・・・!面白そうって思いました!
西阪:ありがとうございます。
鈴木:面白いですよ!実際!!
佐藤:私なんて読みながら二日に1回はカレー食べていましたもん。なんかもう、美味しそうだな~と思って。

★リスナーからは、「十勝ひとりぼっち農園」1巻から5巻まで楽しく読んでいます。北海道ゆかりの本大賞にノミネートされてほしいと思っています!」というメールもいただきました。


■野菜を育てながら描く漫画とは?

西阪:編集長からの指令で、突然、十勝に行って野菜を育てろと言われたときの心境はどうだったんですか?
横山:そうですね…面白そうだったんですけど、なんで北海道、十勝に行くんだっていうのは、最初はちょっと全然納得はしていませんでした。
西阪:横山さんはご実家が山口県で、農業もされているということで、山口でもいいじゃないですかみたいな。
横山さん:そうそうそう!本当に。山口県にはロマンがないって言われたんですけど(笑)。いや、でも確かにロマンがありましたね、十勝に来ると。
西阪:どこに一番ロマンを感じました?
横山さん:いわゆる僕が思っていた田舎の風景とはまったく違う風景がそこには広がっていたので。
まず田園風景がないっていうのと、平野が広がっているのは、すごく大きかったですね。
西阪:先ほどあらすじでもちょっとご紹介しましたけど、いろんな畑の開墾とか、種芋を慌てて買ったりとか、いろいろアクシデントもあったりしますけど、漫画家としては「お、これネタになるな」って思いながら描いたりもするんですか?
横山:いや、もうやっているときはそんな余裕はない(笑)。本当にもう、「カレーが作れないじゃん!」そればっかり考えていました。なんでいつもこんなになっちゃうんだよ…って、自分が嫌いになっていました。
佐藤:カレーを作ろうとしてルーがなかったっていうのも、これはネタになるんだろうなと思って楽しく読んでいましたけどね。
鈴木:失敗全部がネタですよね!
横山さん:そうですね。担当さんや編集さんがいるんですけど、言うと笑ったりするので。「これ、面白い話として使っていいんだ!」みたいな感じですかね。
西阪:(読んでない方もいるのでどこまで言うかは迷いますが…)カレーを漫画界の大御所というあだち充先生とか青山剛昌先生に振る舞うというのが最終目的になるわけですけど、巨匠に振る舞うときの心境ってどうなんですか?
横山:ものすごい緊張しましたね。
鈴木:自信はあったんですか?漫画でもすごい自信あるって書いてありましたけど。
横山:ありました。料理が上手だと自分では思っているんですよ(笑)。最近全然自信なくなってきたんですけど。
鈴木:リベンジでその2人とほかの審査員の方、編集長をうならせるカレーを作っていただきたいですね。
西阪:十勝の方が横山さんに種芋を分けてくださったりとか、トラクターを貸してくださったりとか、そういう人の温かさも描かれていてますが、実際触れ合っていかがですか。
横山さん:人がやっぱり親切だなっていうのは感じまして。北海道ならではかもしれないのですが、冬場、雪道で車とかスタックして動けなくなったりしたときに、全く知らずの人が周りかワラワラワラと集まってきて押して助けてくれたこともあって。しかも止まってお礼を言いに行こうとしたら、「いい、早く行け行け行け」みたいな感じで、あぁ、なんか親切。お互いに助け合わなければ死んじゃうような過酷な自然がこういう人間関係を生み出したのかな、とか、そんな風に感じましたね。


続いてご紹介するのは、横山さんの住んでいる十勝が舞台の作品。『銀の匙』です!

《あらすじ》
学力競争に苦しみ、実家を出たいという理由で寮のある大蝦夷農業高校(通称・エゾノー)に入学した主人公の八軒勇吾。周りの同級生に比べて夢がない自分に劣等感を持っていた八軒。同級生の御影アキに誘われて入部した馬術部の活動や、日々の実習、農家の手伝いに奮闘、厳しい現実を見たり、人とのつながりを深めたりしながら、「人の夢を否定しない人になりたい。」という思いを持つようになります。
スケールの大きな「エゾノー」を舞台に、八軒と仲間たちが一歩ずつ成長していく青春ストーリーです。

「この漫画読んでいるとね、わたしもこんな高校生活送ってみたかったなという作品でした」という鈴木アナ。

その、モデルになった高校、帯広農業高校から中継です。

◆中継【主人公も所属しているあの部活から!】帯広放送局 日笠まり絵リポーター

主人公の八軒も所属している馬術部!毎日部員15人が元気に活動しています。敷地面積が札幌ドームおよそ20個分もある帯広農業高校だからこそできる部活動です。今回は馬に乗ってコースに設置されている障害物を越えてそのタイムと減点数を競う「障害馬術」を披露してもらいました。乗馬はアダムスピーク。しかし・・・、障害物を飛ばずに駆け足で走ってしまいました。この日は今シーズン2度目の練習ということで、緊張している面もあったようです。

そして、馬術部部員の、リアル八軒!?2年生の杉田京さんにお話を伺いました。杉田さんは東京都府中市のご出身。どうして東京から帯広農業高校に進学しようと思ったのか、聞いてみました!

《杉田さんにインタビュー》

日笠:2年生の杉田さんにお話を伺います。杉田さんこんにちは。
杉田:こんにちは。
日笠:杉田さんは東京都府中市のご出身なんですよね。どうして東京から帯広農業高校に進学しようと思ったんですか?
杉田さん:小学校のとき、たまたま家にあった『銀の匙』を読んで、八軒達の生活がすごく輝いて見えて、「私もこんな高校生活を送りたいな」って思って、来ちゃいました。
日笠:まさに作品に憧れてなんですね!実際に通ってみてどうですか?ギャップはありますか?
杉田さん:漫画だと朝4時に起きて一日中実習みたいな辛そうなイメージだったんですけど、起きるのも6時半だし、1日中座学の日とかもあって、思ったよりも過酷じゃなかったです。
(((スタジオ爆笑)))
日笠:でも朝4時って早くないですか?
杉田さん:朝4時は早いですね。本当の酪農家さんとかだったら毎日頑張っていると思うんですけど、私は全然起きられないです(笑)
日笠:あ、そうなんですね!目覚ましを何個もかけてるんですよね!(笑)そして、杉田さんは、高校に入って馬術を始めたんですよね!馬術の魅力を教えてくれますか?
杉田さん:はい。馬と一緒だからこそできないこともたくさんあるんですけど、馬が助けてくれるから、私はすごい下手でも障害を飛べたりとか、どんどんどんどん上手になっていけて、そこが魅力だと思ってます。
日笠:馬と息が合って人馬一体になった時は、うれしさひとしおでしょうね。杉田さん、今後の目標ありますか。
杉田:将来獣医師になりたいなって思っているので、部活動は毎日やるんですけど、勉強も手を抜かずに学年1位をキープしたいなって思います。
スタジオ:お~!!八軒(主人公)と一緒ですね!!!頑張ってください。
日笠:頑張ってください。作品が進路を決めるってすごいことですよね。ほかにも『銀の匙』を見て馬術部に入った方々もいっぱいいるそうで。今後も銀の匙効果に期待ですね。


漫画が与える影響…すごいですね。進路にまで影響してしまうだなんて!!

鈴木:横山さんの漫画を見て十勝に移住して野菜を育てます!っていう方も、もしかしたらいるかもしれませんね!
横山さん:いたんです!あの漫画を読んで十勝に行きたくなって、ちょっと移住しました!っていう方が
実際いらっしゃって。それは良い決断をしたなって思います!
鈴木:横山さん自身が今いい生活をしてるっていうことですよね。十勝で。
横山さん:本当に過ごしやすいところなので。
鈴木:銀の匙の作者の荒川弘さんとも親交があるんですよね。
横山さん:そうですね。連載を始める前もお世話になりましたし、今もこちらに帰ってきているときに何回かお会いして食事に誘っていただいたりしています。

漫画ファンにはこういう話、たまりません・・・!もっといろいろ聞きた~いですが、最後の作品に参りましょう。


最後にご紹介するのは、『鉄子の旅』です!


《あらすじ》
鉄子の旅は、2001年に始まった「鉄子の旅」から「新・鉄子の旅」「鉄子の旅 3代目」と 3つのシリーズがある、実録・鉄道旅漫画です。日本全国の駅に降り立っている究極の鉄道好き・横見浩彦さんと女性漫画家が旅をする、というコンセプトなのですが、 「鉄道好き」の考える「グレードの高い旅」と、作者の考えるものは当然全く嚙み合わない! 美味しいものを食べて、ゆったり列車にゆられて…なんてものを想像していたら、実態は食事はダイヤ次第、一日中乗り継ぎで鉄道に乗りっぱなし、いかに効率よく駅を回れるか…という「鉄道好き」のグレードの高い旅。作者は横見さんに振り回されながらも、旅先でものすごい発見や、アクシデントが起こったりする、実録漫画ならではの展開が楽しめます!

熱弁する西阪アナウンサー。本当に楽しそうです(笑)

鈴木:『鉄子の旅』には、北海道が舞台の場所ってどのくらい出てくるのですか。
西阪:結構出てくるんですけど、3部作全部に出てきて、例えば釧網本線。釧路と網走を結んでいる区間の駅回りながら流氷を見るときもあるし。あと、2001年から連載が始まっているので、今はもうない路線や列車がたくさん出てくるんですよね。例えば寝台特急の北斗星とか、2006年に廃線になったふるさと銀河線とか。直近だと2016年に廃止された増毛と留萌の間の一部区間とかも漫画に載っているので、在りし日の鉄道の記録という意味でもとても意味がある本だと思っているんですよ!!

連載が始まる前に廃線になったところが、「あるスポット」に変身していて、漫画に出てくるんですね。
それが「旧国鉄美幸線」。昭和60年に廃線になった路線が、その廃線跡を活かしてトロッコを楽しめる「トロッコ王国美深」という施設に変わっているんです。この時期のみどころを、電話で伺いました!

📞トロッコ王国美深 事務局長 野村政弘さん

西阪:例年は4月下旬にオープンしていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で6月13日に今年の営業が始まったばかり。初日の様子はいかがでしたか?
野村さん:初日には100人以上が訪れ、一安心です。新型コロナウイルス対策として、お客様が一度乗ったトロッコはそのつど必ず消毒したり、スタッフのマスク着用や手指の消毒をしたりなど、感染防止対策を徹底して営業しています。
西阪:今まさに6月の中旬ですけれども、この時期の旧美幸線跡と言うのは見所はどんな感じですか?
野村さん:道内でもかなりの寒い場所になりまして白樺の新緑が見頃になります。その中を走り抜けていく緑のトンネルといいますか後はですね川をいくつも渡っていく鉄橋があるんですがすごくスリルがあります。 何より、ここではおそらく、自分で運転するトロッコでは日本で一番長い距離、往復10キロ40分の乗りごたえが1番の魅力だと思います。
西阪:各地暑くなってきましたけれど、今は道北美深町で涼しい中で走るっていうのは良いでしょうね。
野村さん:こちらは真夏でも25度位なのでトロッコで走り抜けて行きますと避暑はもちろん、走る森林浴ということで皆様にお楽しみいただけると思います。

★ツイッターから
・トロッコ乗りたい!
・ここの廃線跡を使ったトロッコ、風を感じられて大好きです♡
・子供達が小さい頃トロッコ王国美深に行ったことがあります👍たっぷりな距離をきれいな景色とともに楽しめますよ!

■実録漫画を描く大変さとは!?

ご紹介したトロッコ王国も出てくる『鉄子の旅』は実録漫画。横山さんの描く『ひとりぼっち農園』も実録漫画です。最後に、その大変さについて伺いました。

西阪:実録マンガを描くときの大変さとか、自分を登場人物にする難しさみたいなものがあるんですか。
横山:そうですね。やっぱり実際に起こったことしか描けないというのは1つの制約があるので都合のいいことは書けないっていうのがあるんですけど、その代わり自分も予測できないし、読者の人もなかなか道筋を読みづらいっていうところが面白さなのかなって思っているので…一長一短あるんだろうなと思っています。
鈴木:本当に起きたことしか書かないもんなのですか?っていうのも変な質問ですね(笑)。
佐藤:じゃあハプニングが多いほうが楽しくていいですね。
横山さん:そうですね、漫画を描くうえでは(笑)。
鈴木:横山さんの計画的には、「日本一のカレー」いつの完成を目指しますか?

横山さん、ことしはカレーづくりの秘策があるそうです!

★このタイミングで、ツイッターから「北海道のおいしい野菜で作るカレー食べたくなってきました」という応援、期待の声も!

鈴木:僕もカレー食べに行っていいですか?
横山さん:ぜひぜひぜひ!
鈴木:審査員の皆さんが審査する司会やりましょうか!?
佐藤:やりたい人いっぱいいますよ!このスタジオだけでも!!(笑)
西阪:じゃぁ、わたしは生中継で実況しますよ!
鈴木:みんな役割決めておきます~(笑)

改めて、漫画の世界は奥が深いですね。この放送をきっかけに、北海道が舞台の漫画を読みたくなったり、そのゆかりの場所に行きたくなったり、カレーを食べたくなったりしたら嬉しいです。今回もたくさんのメッセージをありがとうございました☆


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