NHK札幌放送局

山が育む利尻の音【うんちく百迷山9月12日(日)放送!】

北海道まるごとラジオ

2021年9月9日(木)午後5時53分 更新

神田山陽の「うんちく百迷山」。今回も放送では、「音の風景 百迷山ver.利尻編」をお届けする予定です。(前回の「恵山の音」は、こちらからどうぞ)

さて、「利尻」といえば、何を思い浮かべますか?
利尻山、ウニ、昆布…でしょうか。お気づきのかたもいらっしゃると思いますが、これらは全て、同じ時期がベストシーズンなんです。
利尻はこの時期、「音」にあふれています。

まずは、昆布。利尻昆布は、だし昆布として有名です。
利尻の昆布は、利尻山からのミネラルたっぷりの海底湧水のもと、おいしい昆布が育ちます。
6月~8月は、大忙し。町民総出で、「昆布干し」を行います。
私たちが行った時は、残念ながら天候に恵まれず、干している作業は見られませんでしたが、
最盛期の海辺は、こんな感じ。(写真は、利尻町役場提供)

作業は早朝(5時)から行われます。島民なら必ず一度はやったことがある作業なんだそうです。
この昆布干し漁、利尻島では毎年、全国からアルバイトを募集していて、大人気なんだそうです。
海やスキー場での季節限定のリゾート地でのアルバイト「リゾートバイト」といいますよね。
島の人たちは、口をそろえて「利尻のリゾートバイトは昆布干しなんです」と話していました。
「興味のある方、来年応募お待ちしています」とのことです。

この日行われていたのは、加工作業。
最盛期のこの時期、悪天候でもお休みじゃないんですね。

加工場のなかには、今年とれた昆布が貯蔵されています。
部屋いっぱいに、昆布のやわらかい磯の香りがします(とってもいい香り!)
昆布を、長さ、幅、厚さ、色などを見ながら仕分けをし、「みみ」といわれる波打つ部分をカットして、形を整えていきます。

私たちの口に入るまでに、こんな作業があるんですね。

その昆布を食べるのは、私たち人間だけではありません。
ウニのエサが昆布なのは、皆さんご存知だと思いますが…こちらをご覧ください。

ウニ種苗生産センターで撮影した、「ウニの赤ちゃん」たちです。
島では、ウニを安定した資源にするため、数が減り続けているエゾバフンウニを生産・育成して、海に放流しています。年間およそ400万粒(!)放流するそうです。
写真の赤ちゃんウニたちは、この昆布を1日もあれば食べ尽くしてしまうそうです。
ウニはお腹いっぱい食べて、育つんですねぇ。(そんなウニを、お腹いっぱい食べたいですねぇ。)

おいしい利尻昆布を食べたウニは、もちろん、おいしいウニへと育ちます。
では、中身を見てみましょう。

漁師さんが、5秒に1個のペースで、テンポよく割っていきます。
身は、きれいなオレンジ色。殻から繰り出して、水ですすぎます。
ため息が出るほど、美しい…。なんだか、キラキラしてみえます。

ウニは、「ウニ丼」として提供されるのが一般的ですが、島では、「ジュワ~~パチパチパチ」という音をたてて調理をする食べ方もありました。

「ウニの天ぷら」です!食べると、どんな音がするでしょうか。

今回の「音の風景」は、利尻山→昆布→ウニとつながる、「利尻山が育む、利尻の夏の音」をお届けします。
放送をお楽しみに!

(放送後は、利尻の「音」をこの記事にUPする予定です)

『神田山陽のうんちく百迷山』
9月12日(日)午後3時5分~ NHKラジオ第1(全国放送)

WEBでは、放送をさらに楽しめるような、取材の記録や登山の情報などを掲載しています。
「音で楽しむ登山『うんちく百迷山』第2座は利尻山!」TOPはこちら
うんちく百迷山 新しい順に記事を読む!

2021年9月10日

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