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2020年6月 厚真町長選挙 現職・宮坂氏が無投票で4選 “胆振東部地震からの復興へ歩み進める”

  • 2020年6月23日

胆振東部地震で大きな被害を受けた胆振の厚真町の町長選挙が6月23日に告示され、現職の宮坂尚市朗氏のほかに立候補の届け出はなく、無投票で4回目の当選が決まりました。

宮坂氏は厚真町出身の64歳。
町の総務課参事などを経て2008年(平成20年)の厚真町長選挙で初当選しました。2018年(平成30年)9月の胆振東部地震の発生直後から復興に向けた対応にあたり、2019年(令和元年)11月には被災者の住宅再建に重点を置いた町の復興計画をとりまとめました。
宮坂氏は「震災からたくさんの試練を乗り越えてきた。町民と力を合わせて復旧の先にある復興のフェーズに焦点を合わせ、町民が1人も取り残されないように力強く歩みを進めていきたい」と述べました。

胆振東部地震“復旧から復興へ”

胆振東部地震で37人が犠牲になるなど大きな被害を受けた厚真町。今もおよそ200世帯が仮設住宅などで生活しています。
宮坂氏は4期目に向けた公約で「復旧から復興」というスローガンを掲げました。仮設住宅に入居できる期限が今年秋に迫る中、町は公営住宅に住み替える費用を負担するなど、被災者の生活再建に向けた支援に力を入れることにしています。

また、基幹産業の農林業を中心とした地域経済の立て直しのほか、大規模な土砂崩れが起きた町の北部地域では深刻化する人口減少への対応も大きな課題になっています。
3期12年の経験を生かして山積する課題に解決策を示し、復興に向けた道筋を示すことができるのか。宮坂氏の手腕が問われることになります。

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