NHK札幌放送局

すぐできる!いざというときの避難セットとは?

伊原 弘将

2022年9月21日(水)午後5時49分 更新

今日紹介するのは女性の視点で作られた、日ごろ持ち歩いて備える「持ち出し袋」です。(帯広局 アナウンサー 伊原弘将

今回持ち出し袋を考えたのがチームくしろ防災女子のみなさんです。釧路市で地震と津波による甚大な被害が想定される中、「女性の目線で防災を考えなければ」と女性8人で活動しています。

みなさんが考えたのがこちらのセットです。
買い物や通勤途中で災害にあうことを想定し、常に身に着けておけるものになっています。

必要なものを小さなポーチ(15㎝四方の食品保存袋)にまとめ、かばんに収まるように工夫しました。

《持ち出し品まとめ》
手ぬぐい・黒いごみ袋・生理用品・おしりふき・体温計・ホイッスルライト・ポリ袋・拡大鏡・ソーイングセット・口腔ケア用品・クリーム・携帯トイレ・ばんそうこう・ネームホルダー&カード・消毒液・非常食・チャック付き小袋

よく見ると女性ならではの視点が活かされています。

「黒いごみ袋」 
70リットルと大きめ 
底に穴をあけ被ることでトイレや着替えの際の目隠しにも
「アイブロウペンシル」 
避難先でアイメイクするだけでなく筆記用具としても活用

チームくしろ防災女子の金子さんによると持ち出し袋を作ってみると、意外な発見があったといいます。

チームくしろ防災女子 金子ゆかりさん
「普段持ち歩いているものが何もない状態で災害にあってしまうと、何を頼りにすればいいのだろうと非常に不安になるだろうと思います。家にあるものをポーチに入れておくだけでも防災の持ち出し品はすぐ作れると思います

中には、こんなユニークなものも入っています。すごろくがプリントされているこの紙。避難所で子どもが退屈したときに遊べるようにと入れられています。

折ると簡易的なゴミ箱に!

さらに…
ビニール袋を被せれば、コップや食器の役割にもなります。紙1枚に3つの役割を持たせることで、持ち出し袋のコンパクトさを保っています。

チームくしろ防災女子が考えた持ち出し袋について、地域防災に詳しい東北大学・災害科学国際研究所の定池祐季助教に聞きました。

東北大学 災害科学国際研究所 定池祐季 助教
「行政頼りにするのではなくて、市民、特に女性の方がみずから行動を起こして備えについて主体的に考えて発信していかれる試みは、非常に大切ですばらしいことだと思います。
 いろいろ想像を膨らませていくと、『自分にとって何が必要か』というのはそこまで無理なく考えられると思いますし、チームくしろ防災女子の方々が考えたような、普段の延長では気付かないような、災害時のための特別なグッズを見せてもらい、自分の観点になかったものがあれば足していくと、無理なく備えることができると思います」

手軽に備える「持ち出し袋」を作るコツをまとめました。
外出しているときに災害が起きたら…
少しでも被害を抑えられるよう、備えてみてはいかがでしょうか?

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