NHK札幌放送局

中標津で高校生とトーク!~後編~

ナナメの場

2022年9月5日(月)午前11時52分 更新

「勉強のモチベーションがわかない…」「進路に迷い中…」
親や先生というタテの関係でも、友達のようなヨコの関係でもない「 ナナメ」のつながりを作る #ナナメの場 。MCの2人が道東の中標津町を訪ね、高校生や地域の大人たちと“モヤモヤ”を語り合ったトークの後編です!
(初回放送:2022年9月10日)

~もくじ
高校生のモヤモヤ③「勉強のモチベーションがわかない」
高校生のモヤモヤ④「ラグビーがうまくなりたい」
高校生のモヤモヤ⑤「進路に迷い中」
旅人が見た北海道の“ステキ”
中標津の大人たちも行動を開始!


ナナメの場トークin中標津前半に続いて、後半も盛り上がりました!

モヤモヤ③「勉強のモチベーションがわかない」

高校2年生の今野天馬さんは、勉強についての悩みがあるそう。

中標津高校2年 今野天馬さん:
好きな教科と嫌いな教科が激しく分かれてて。例えば数学とかは好きなんです。そういうのは自主的に勉強できるんですけど、英語とかはモチベーションがわかなくて、全然勉強できないというのがあって。
デザイナー 三木奈津美さん:
私も高校時代、好きと嫌いがとても激しくて。
苦手を感じる教科が苦手なのか、嫌いなのか、やる意味を感じられないのかっていう、嫌な理由をとりあえずつぶして、それでもやりたくなければやらなくていいや、赤点じゃなければいいやっていうのもありかも。その分ほかのことに費やして。
たとえば、数学が100点で生物40点、赤点が50点だとしたら、生物は赤点50点まで頑張る。その分数学は100点キープしようとか。
嫌な理由を考えて、やる理由がないから嫌なんじゃんってことは、もうやらない。だって嫌なんだもん。
目標とのバランスで、これは本当にやる必要があるのかって考えた上で、モチベーションを持つ必要があるのかを考えるっていうのを私はいつもやっていました。
中標津の会社員DJ & ラジオパーソナリティ 塩崎一貴さん:
この年になって思うのは、例えば俺は音楽が好き。それで、音楽のことをいろんな人と共有したいと思ったら、英語が必要なのよ。
未来に何をしたいかっていうのを考えて、勉強じゃなくて自分の持っていて良かったスキルとして考えるっていう方法があるんじゃないかなと。
喫茶店オーナー ずーちゃん(水野莉穂さん):
確かに。天馬くんは何か好きなことありますか?
今野天馬さん:
自分は作曲をしてまして。
ずーちゃん:
作曲!まさに音楽。作詞はしない?
今野天馬さん:
作詞はほんとにできなくて。語彙力があまりないんです。兄に語彙力をどうやってつけたらいいって聞いたら、辞書を端から端まで読めって言われて、今頑張ってます。
ずーちゃん:
日本語の辞書?すごい。その延長で英語はいけそうですね。日本語に満足したら、次英語を知りたくなってきますよね。
うたうたい まえだゆりなさん:
私も音楽を作るから、もし作曲することが好きで、時間がたってもやれちゃうような熱量があれば、きっと今は本当にやりたいことに突き進むのがいいのかなって思って。
もちろん学校の成績とかも大事かもしれないんだけど、やりたいことに向かうパワーって、起こしたくても起こせないものだったりするから。
やりたい時にやって、もし大人になって足りないなって思ったら、大人になってからも勉強できるから。
ずーちゃん:
私のおうちでは、「脱ほったらかしバー」っていうイベントをやっていて。その時間に集まる時は、みんな自分のほったらかしていることを持ち寄る。やりたくないことをやってるんだけど、みんないるみたいな。
何やってても良くて、ギター練習してないなって人はギター弾いてたらいいし、宿題あるんだって人は宿題やってればいいし。
大学生とか社会人とかリモートワークの人とかが来て、高校生とかもいるから、ちょいちょい教えてあげたりっていうのをやってて。
そういうイベントとかにしたら、ちょっと楽しくなるかもしれない。やらなきゃいけない範囲がきっとあると思うから、そういうことも楽しいんじゃうっていうのも、ひとつの方法かもしれないと思いました。


モヤモヤ④「ラグビーがうまくなりたい」

中学まではバスケ部だった森勇真さん
高校で始めたラグビーがうまくなりたい!とのこと。

中標津高校1年 森勇真さん:
もともと高校に入ったらバスケをやるつもりだったんですけど、モチベーションがなくて。ラグビーに誘われて、楽しいなと思って入りました。もっとうまくなりたいです。
三木奈津美さん:
けっこう地味なことが多いじゃないですか、スポーツって。「これ何回やるの?」みたいな感じだけど、例えば100回、1000回、1万回やる中で、1万回毎回成長できる人は伸びるなって感じてて。
私は絵がいちばん長いんですけど、描いてると絶対飽きるんですよ。もう1000回くらいやめたいなって思ったかもしれない。でも、その時楽しく描けたら勝ちだなって。
同じようなことを退屈でやってたらうまくならないけど、毎回楽しく新しいことを続けていけたら、その差って歴然だと思う。
塩崎一貴さん:
俺は柔道を小中学校でやっていて。中学校を卒業するタイミングでやめたんだけど、先生だったり一緒にやってた人とかは、いまだに20何年たっても挨拶したりね。最近どうだ?みたいな感じだから。
ラグビーがうまくなりたいっていう気持ちはすごくわかるけど、ラグビーを好きでみんなで楽しんでいれば、多分人生の宝物になると思う。勝ち負けも大事なことだと思うけど、それより大事なことってすごくあると思う。それはバスケも一緒だと思うけど、そういうところで夢中になれたら、自然と技術とかも身に付くんじゃないかなって思います。


モヤモヤ⑤「進路に迷い中」

高校2年生の村上咲月さんは、進路について考え中…。

中標津農業高校2年 村上咲月さん:
今進路でいろいろ迷っていて、テレビの裏方の業界もいいなって思ってるんですけど、テレビ業界に入って意外なことって何だったのか、知りたいなって思いました。
ゆりなさん:
私たちも、これまではテレビのことそんなに知らなかったんだけど、この「ナナメの場」でいろんな場所に行ったり、いろんなスタッフさんのことを見たりして、プロフェッショナルってすごいなって思うことが結構あって。段取りから人との話から、すごくしっかり作り上げるために、1つのもの、1つのテーマ、1つの番組、思いを形にするためにいろんな人が集まっているのがすごくかっこいいなと思って、自分もそんなふうに活動しなきゃなっていつも奮い立たせられるんですけど。
塩崎一貴さん:
テレビを作る人って、取材者のことや言葉をすごく噛み砕いて自分で考えて、傷つけないようにしてるんだよね。それがテレビになっていろんな人の心に届くって思ったら、やっぱりそれはすごいことだなって思った。咲月さんに入って欲しい(笑)
三木奈津美さん:
私はカメラマンさんと音響さんのTシャツの袖から出てる前腕の筋肉に驚いてます。それはもう仕事の中だけでついた筋肉なのか、ちゃんとトレーニングの中でプラスしてついた筋肉なのかどっちなんだろうって気になってます(笑)


旅人が見た北海道の“ステキ”

たまたま日本一周中で中標津に滞在していた大園裕矢さんも、北海道に来て気づいたことを話してくれました。

日本一周中の大園裕矢さん:
静岡から出発して、北上してきて北海道を今ぐるっとまわってるんですけど、静岡いた頃も、コミュニティをいろいろ作る場を見てきて
例えば、おじいちゃんから受け継いだクリーニング屋を解体して、みんなが集まれる遊び場にしているお兄さんがいたりとか、昔幼稚園だった場所をバーにして、ボランティアでみんなが来られる場所を作る人たちがいたり。
ひとつ思っているのは、ナナメの関係でいうと学生にフォーカスされやすくて、社会人になりたての子たちが埋もれていくことがあって。そういうことがあまり北海道内では見られないのが、すごくいいなって思いました。
ずーちゃん:
そうなんですね。確かに場にはいろんな世代がいるイメージがありますよね。
塩崎一貴さん:
同世代のコミュニティーっていうのも大事だと思うけど、いろんな世代をミックスした面白さがあるよね。
俺、サウナが好きで、もう20年ぐらいサウナに通っていて周りのおじさんがいろいろ教えてくれて、だめな事は叱ってくれるという中で生きてきたので、そこですごく正されたというか。
みんな本当はこう思ってるけど、こういうことをやってるんだなとか、裏の顔を見れる。俺の行ってるサウナは、そういう話ができる場なんだよね。そこで人間味をちょっと磨けたかなって思う。
何かひとつ、自分にとっていどころのある場所ができたらなって。
ずーちゃん:
そうやって鎧を剥いで、服だけじゃなくね(笑)
肩書だったりとか、作ってる自分とかを脱いで話せる人がいるっていうのは、毎日を豊かにしてくれる感じがしますよね。


中標津の大人たちも行動を開始!

ゲストハウスをやっている竹下さんも、高校生に可能性を感じたようです。

ゲストハウス&コワーキングスペースmilkオーナー 竹下耕介さん:
皆さんの話を聞いて、自分の時より純粋で真面目だなって逆に安心した感じがあるんですけど。
何かやりたいっていう人たちと一緒に、応援するとかも含めて、これからもやっていきたいなと思いました。


この会場を提供してくれた久保さんも…。

コワーキングスペースmilk管理人 久保竜太郎さん:
中高生くらいの時に、なんであんなに生きづらかったんやろうって思うような気がして。今思うと「なんであんなことで」みたいなこともいっぱいあると思うんですけど。
僕もヒッチハイクで日本一周してたことがあったんですが、その時にいろんなタイプの人間の人生のサンプルみたいなのを見たときに、この人よくこれで生きていけてんなみたいな人もいたりして。何でもいいんだなじゃないですけど、割と人生どんな生き方でもいいんだなと肌感で知ったことが、今生きやすいのかなと思ったんですけど。
今日をきっかけに、今日来てくださった高校生のみなさん、ふらっと宿題するとかでもいいので来ていただいて、あのおじさん何してる人なんやろみたいな、話しかけてみるとかそういうのをしていただけるともっと良い場になっていくんじゃないかなと思うので。
中標津農業高校2年 蛭田綾人さん:
こういう場があるっていうことを知ったので、それこそ遊ぶ場所がないということでさっき話したので、友達を連れてこういうところに来てみたら、新たな出会いで、もしかしたら進路に役立つ話が聞けるのかなって、聞いてて思いました。

そんな声を聞いて、久保さんからサプライズな提案が!

久保竜太郎さん:
先ほどオーナーの竹下さんにも許可をもらったんですけど、今日参加して頂いた高校生の皆さんに、今年いっぱいここに入り放題できるカードをプレゼントしようと思うので。
まず来てみて慣れてみて、好きに使ってもらって。友達には内緒で(笑)。連れてきていただいたら僕とお話しさせていただいて、何かできるかなっていうことにつながれば良いかなと思うので。
ずーちゃん:
すごい!ありがとうございます。高校生のみんな、この場所を使ってやってみたいこととかあったりするかな?
中標津農業高校2年 村上咲月さん:
私の学校ももうすぐテスト期間なので、テストの勉強をしたりするのにすごく良い空間だなと思って。
中標津高校2年 今野天馬さん:
自分の部屋があっても片隅しか使わないタイプなので、ちょっと見当もつきません(笑)
塩崎一貴さん:
すげえわかる(笑)片隅落ち着くよね。
ずーちゃん:
いつか作った音楽とか聴いてみたいな。そしたら、俺ギター弾くよとか歌えるよとかって人が集まって、セッションが始まったりしたら、面白い出会いになったりするのかな。


デザイナーの三木奈津美さんが、今回中標津で見つけた大事なことを、デザインで表現してくれました。

“挑戦を受けとめる土壌”で、“自分ができることをどこまでできるだろう?”
楽しくチャレンジする思いがあれば、きっとなんでもできるはず!
そう感じた中標津でのみなさんとの出会いでした。


トークの終了後、まえだゆりなさんが高校3年生の坂本花蓮さんとセッションを披露!
さらに、ゆりなさんが中標津に来て感じたことも歌詞に入れて、 #ナナメの場 のテーマソングを歌いあげました。
歌のフルバージョンはこちらから↓
まえだゆりなさんが高校生とセッション!


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