NHK札幌放送局

“高校生記者”が発見!広小路商店街の魅力 #ナットクとかち

十勝チャンネル

2021年10月14日(木)午後5時51分 更新

ナットク!とかちchがお伝えする「十勝の魅力再発見!」。十勝の魅力を改めて見つめ直し、発信していきます。今回、部活動の一環として帯広の商店街を取材する高校生たちに密着しました。
生徒たちは何を感じたのでしょうか。


ことしは十勝で開催!新聞研究大会とは

道内では、毎年「全道高等学校新聞研究大会」と呼ばれる大会が開かれています。
「大会」とありますが、勝敗をつけたり、優劣を競ったりするものではありません。部活動の一環として「新聞局」に在籍し校内新聞を作成する高校生たちが、全道各地から一堂に会し、自分たちの技術や経験、それに情熱をぶつけ合い、交流する場となっています。
新型コロナウイルスの影響で去年はオンライン開催となりましたが、ことしは10月6日から3日間開催されました。
開催地となったのは帯広市。十勝での開催は11年ぶりです。


取材テーマは「中心地の現状と未来」

「大会の華」とも言われるのが分科会活動です。その中でも、実際に取材から新聞づくりまでをすべて行う分科会があります。集合場所は帯広市の中心部にある広小路商店街です。

集まったのは札幌市や旭川市、それに函館市などから訪れた高校生約20人です。
今回、記者となって取材するテーマは「中心街の現状と未来」。商店街にある店などを取材して、その魅力を探ります。
まず全員で話を聞いたのが、商店街でCDショップを営み、帯広広小路商店街振興組合で理事長をしている吉田克司さんです。

吉田さんは120軒ほどの露店が立ち並んだ大正9年ごろの広小路からはじまる商店街の長い歴史について語りました。
質疑応答の時間では、高校生たちから商店街を維持するため工夫しているポイントや、商店街の将来像について問う質問が出ました。
吉田さんは振興組合に加盟する店舗が少なくなり、人通りも少なくなっているという実情を明らかにした上で、「お客様が楽しんで買い物ができるような商店街にしたい」と商店街への思いを語りました。
その後、グループごとに商店街の店舗を取材することになった高校生たち。

創業75年の呉服店では、戦前に撮影された写真も見ながら、時代によって変化してきた商店街の歴史について話を聞きました。
取材する生徒たちは、真剣な表情でメモをとったり、カメラで撮影したりしていました。中には自分のスマートフォンを使って録音やメモを記録する生徒もいます。
生徒たちからの取材を受けた呉服店の代表は「皆さん興味津々にさまざまなことを聞いてくれたのでいい機会になった」と話していました。

2時間ほどで取材を終えた生徒たち。撮影した写真や取材メモを振り返りながら編集作業にとりかかります。
グループのメンバーはふだん別の高校に通う生徒たちです。編集長を務める生徒の指示のもと担当記事の分担や掲載する写真を選び、初対面のメンバーとも声を掛け合いながら、効率よく作業を進めていきます。
作業開始からおよそ3時間。制限時間内ですべてのグループがB4サイズ1枚の新聞の制作を終えました。


新聞完成!その内容は?

完成した新聞。5つすべてのグループが着目したのは歴史の長さです。
このうち、1つのグループでは「不屈の商店街」という見出しをつけました。

過去に火災や大雪に見舞われながらもそのたびにアーケードなど設備を新たにして存続してきた商店街の歴史についての記事です。「数々の困難を乗り越えた根性のある商店街」と表現しました。

さらに別の記事では、コロナ禍で2年連続中止となった商店街のイベントを紹介しました。

市民とともにつくりあげるイベントの魅力や、その裏方を支える人たちの思いを伝え、来年の開催に期待する声を盛り込みました。

参加した生徒
「商店街と地域の結びつきや商店街の長い歴史を知ることができました。いいお店ばかりでいい商店街だと思いました」
参加した生徒
「広小路商店街がこれからどのような感じで進んでいくのかとか、コロナでイベントもできてない中でどう商店街を盛り上げていくのかというのを広めていきたいです」
【取材した三藤紫乃記者は】
ふだんはNHKの記者が取材するこのコーナー。今回は「高校生たちが取材する様子」を取材させていただきました。高校生たちが商店街の人たちから話を引き出そうと質問を重ねる姿に自分が新人だったころを思い出しました。
今回、対面での大会開催は2年ぶりとなります。コロナ禍ということもあって取材する場所を選ぶのも一苦労だったという話を聞くと、改めてあたたかく迎えてくれた商店街の皆さんの懐の深さを感じます。
かつてよりも人出が少なくなったこと、コロナ禍でより厳しい経営が続いていること、組合に加盟する店も少なくなっていること、魅力だけではなくそういった厳しい実情も真摯に説明する姿に商売人としての誠実さも感じました。
私自身ふだん商店街をあまり歩いたことがありませんでしたが、次の週末は、高校生記者がおすすめしていたたい焼きを食べながら散策しようと思います。

2021年10月12日放送

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十勝の魅力再発見!


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