野菜や果物をまるごと摂取できるドリンクとして人気のスムージー。栄養が偏っている時や食欲不振の時のエネルギー補給としておすすめです。その作り方について、野菜ソムリエでフレッシュジュース専門店の店長、萬年暁子(まんねん・あきこ)さんに教えていただきました。
そもそもスムージーとは、凍らせた野菜や果物、または、素材を生のまま氷とミキサーにか
けて作るドリンクです。とろっとした滑らかな口当たりが特徴です。
栄養満点のスムージーには、体にうれしいメリットがたくさんあります。

では、夏におすすめのスムージーを3種類ご紹介します。まずはこちら。

このスムージーは、夏バテ気味で食欲がない時のエネルギー補給になります。
飲み込みに不安のある高齢者にもおすすめです。では、材料と作り方です。

① 牛乳以外のすべての材料を一口大にカットする。
② 軽いものから順にミキサーに入れる。小松菜→バナナ→アボカド→牛乳
③ 粒状の小松菜の葉が無くなるまでしっかりかくはんする。
牛乳が苦手な方は、豆乳やアーモンドミルクにかえてもおいしく作れます。
続いて紹介するのは、紫外線が気になる今の時期に最適なスムージーです。

オレンジをまるごと使うのでビタミンCがたっぷり。肌荒れ予防にもなります。
では、材料と作り方です。

① オレンジの皮をむき、種はすべて取り除く。
② オレンジとパプリカを一口大にカットする。
③ 液体になりやすい順からミキサーに入れる。ヨーグルト→オレンジ→パプリカ→冷凍イチゴ
④ 滑らかになるまでしっかりかくはんする。
最後は、食べ過ぎや飲み過ぎで胃が重いと感じた時に取り入れたいスムージーです。

南国のフルーツ、パイナップルには、たんぱく質を分解する酵素が含まれています。肉や魚などのたんぱく質を含む食べ物の消化を助けます。では、材料と作り方です。

① パイナップルは芯ごと一口大にカットする。
② 軽いものから順にミキサーに入れる。大葉→冷凍マンゴー→パイナップル
③ 水分が少なくミキサーが空回りしそうな時は冷水を適量入れる。暑い時は氷も入れる。
④ 滑らかになるまでしっかりかくはんする。

紹介したレシピですが、冷蔵庫に余っている野菜や果物に置き換えても構いません。
水分が少ない場合は、冷水や牛乳、豆乳を加えます。お好みの分量に調節して作って下さい。

また、普段食べている食材や旬が短い果物を冷凍してストックしておけば、いつでも手軽にスムージーを作ることができますよ。
スムージーは朝の空腹時に飲むと栄養を吸収しやすく、体の代謝を高める効果が期待できます。
ぜひ、毎日の習慣にして暑い夏を健康的に過ごして下さい。
<出演> 野菜ソムリエ/リトルジュースバー札幌本店 店長 萬年 暁子 さん

(2022年7月6日放送)