NHK札幌放送局

大泉洋が北海道で大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への想いを語る

札幌局広報・事業

2022年7月8日(金)午後2時30分 更新

「鎌倉殿の13人」大泉洋スペシャルトークを6月26日に開催。大泉洋さんが「鎌倉殿の13人」のパブリックビューイング後のトークショーに登壇したほか、取材会でも、ドラマや北海道への想いを語りました。

▼ 開催日:2022年6月26日 (日) 18:00~19:45
▼ 開催場所:恵庭市民会館(北海道恵庭市新町10番地)
▼ ゲスト :大泉 洋(源頼朝 /佐殿/鎌倉殿)
▼ 司会:小田切 千アナウンサー

≪トークイベント内容≫

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源頼朝を演じる大泉洋さんが、6月26日(日)、地元北海道で「鎌倉殿の13人」第25回を、BSPでパブリックビューイングした後、トークショーを行った。会場には、道内外からおよそ400人が集まった。司会は、熱狂的な大河ドラマファンの小田切 千アナ。

「鎌倉殿の13人」パブリックビューイングでは、観客席からも、頼朝が頼家(金子大地)に「女好きは嫡男の証だ。頼もしいぞ。」というシーンや、頼朝が餅を喉につまらせる場面など、会場から笑いが巻き起こる場面もあった。
最後のシーンでは、頼朝が馬から落ちて倒れるという衝撃的かつ、この日が来てしまったかというような寂しいシーンで終わり、客席では涙する人もいた。

その後のトークショーでは、大泉さんは「「鎌倉殿の13人」は客観的に面白いよね!」と冒頭語り、これまでの半年間の頼朝役について振り返った。

脚本の三谷幸喜さんについては、「三谷さんは当て書きで、役者を決めてから脚本を書いていくので、今回の「鎌倉殿の13人」の頼朝は、僕にしか出せない頼朝であったのは間違いない。三谷さんは、私をもちろん面白く描いてくれるけど、どっかで、悪いことしている役にすることが多いんですよね。」と語った。自分の新しい引き出しを開けようとしてくれる、とも語り、三谷さんへの感謝も述べた。

また、今回の頼朝を演じることについて、第15回で上総介(佐藤浩市)を粛清してからの覚悟も変わったと明かした。「あの第15回は、自らの兵を持たぬ頼朝と、血筋を利用したい坂東武者のせめぎ合いがあって、お互い利用し合う関係であったからこそ、頼朝が一番怖い存在で在らねばならない結果だったと思うし、信頼できる人がいないという中で厳しい決断をしていかないといけない悲しい人でもあった。」と語った。

だからこそ、好感度が下がるのではと心配だったと話し、さらに、共演した佐藤浩市さんからも、「こりゃ、大泉の好感度下がるな。」と言われたと明かし、会場の笑いを誘った。

約4,400人の観覧応募者から事前に募集したメッセージを、小田切アナが紹介。「頼朝の冷徹さにファンが減っていくのかと心配になっているけど、道産子には嫌いになる人いない(千歳市)」という一方、「CM見るのも嫌なくらい(千歳市)」など、様々なメッセージを紹介。それに対して、大泉さんは自分への周りの反応や反響はやはり、第15回から一気に変わったし、変わることはわかっていたと語った。

また、メッセージで「頼朝が嫌いになってきて、大泉さんにもムカムカしてくる。けど、すごいことだと思う。それだけ演技が素晴らしいからでしょう。(札幌市)」と紹介すると、「テレフォンカードお送りして~」と、また会場を爆笑の渦に。「でも、頼朝役が大泉洋でよかったという説もありますからね。他の人だと恨まれるようなところ、なんか腹がたったなぁ~大泉洋のせいだ!と、気が楽になるらしいんですよ。」と話した。

小田切アナが、「#ぜんぶ大泉のせい  のハッシュタグもそうだけど、もうそれは愛ですよ!」とフォローするも、大泉さんは、「わかっていたことだが、もっと、優しく励ましてくれるメッセージが欲しいですよ!」と、会場を笑わせた。

最後には、ドラマの裏話も明かした。「第24回の範頼(迫田孝也)の嘆願の場面で、比企尼(草笛光子)さんが、頼朝をビンタしたいって言ってる。でも台本に書いてない。でもビンタしたい。を繰り返した結果、本番だけいいよってことにしたのに、テストの前の段取りから、ビンタしたんです。それで、テストもして、本番もビンタしたので、3回もビンタしてきたんです(笑) 草笛さんは「当たったらごめんなさいね。」と言いつつ、全部当ててきましたからね(笑)」とまた会場を笑わせた。

【関連リンク:7/15(金)「北海道道」大泉洋 大爆笑の60分スペシャル放送!】

その後、マスコミ向けに取材会も行なった。

≪ 取材会コメント ≫

Q:大泉さんにとって3回目の大河。三谷作品2作目になると思いますが、これまでと違っての心構えや演じるにあたっての向き合い方への違いはありますでしょうか?

大泉さん:今回、頼朝を演じるということで勉強していくと、こんなにも教科書には載っていない厳しい決断をたくさんした人と知らなかったので、大変な人を演じるんだなっていう覚悟はありましたね。


Q:なかなか本音を明かさない頼朝ですが、義時に対しては実際どんな想いを頂いていたのだと思いますか?

大泉さん:僕の中では、やっぱり頼朝さんっていう人は、人を見る目というのがあった人なんだと思う。そうじゃないと、生きていけなかったと。子供のころから流されて、自分のそばに置いておくべき人間が誰なのか瞬時にパッと気づくような人なのかな。そんな中で、義時には初めて会った時から、なんとなく彼の慎重な所だったり、野心がない所だったり、そういう所に惹かれていたのかなと思いはありましたね。これが良いことかは別として、どうしても小栗君が演じているというとこで、どこか小栗旬と義時が重なる所もあって。僕が演じた頼朝は義時を信じて、思わず大事なことを話してしまうっていう存在でしたね。


Q:北海道の皆さんにメッセージをお願いします。

大泉さん:本当に、もう20代の頃から応援していただいている北海道の皆さんなので。どんどん仕事をしても北海道の皆さんの目線というのを気にして仕事をしているところがあるものですから、これからも本当に北海道の皆さんに喜んでもらいたい。誇らしく思ってもらえるような仕事を続けていきたいなと思っております。どうぞこれから鎌倉殿、私の登場は残り少ないですがまだまだおもしろくなってきますので見ていただければと思います。

取材会後、大泉さんに、頼朝の等身大パネルにサインを書いていただきました。NHK札幌放送局の1階ロビーにて展示しています。※現在はロビーの外から見ることができます。


2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
【放送予定】 毎週日曜[総合]後8:00 [BSP・BS4K]後6:00
【 作 】 三谷幸喜
【音楽】 エバン・コール
【語り】 長澤まさみ
【出演】 小栗 旬、新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、中川大志 / 山本耕史、中村獅童 /佐藤二朗、鈴木京香、坂東彌十郎、宮沢りえ、大泉 洋、西田敏行 ほか
【制作統括】 清水拓哉、尾崎裕和
【演出】 吉田照幸、末永 創、保坂慶太、安藤大佑
【プロデューサー】 長谷知記、大越大士、橋本万葉、吉岡和彦、川口俊介

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