NHK札幌放送局

【栗山町とAssemble】しぶたにっき006 福祉のまち栗山町のシンボル 北海道介護福祉学校

札幌局広報・事業

2022年6月29日(水)午後5時21分 更新

介護福祉士を養成する専門学校として全国で唯一の町立校である、栗山町立北海道介護福祉学校。栗山町の「福祉のまちづくり」のシンボルとしても存在するこの学校で、今年2回目のオープンキャンパスが6/25(土)に開催されました。『在学生の顔が見えるオープンキャンパス』運営を学生主導で行うのがこの学校特有の形式。この春入学したばかりの35期生が中心となって実施した今回のオープンキャンパスを取材しました。


介護=大変でなんか重いイメージ・・・渋谷の中で漠然とそう捉えていたものが、介護福祉学校の学生達と触れ合う中でどんどん溶けていった。

◇2022年6月14日(火)
この日、初めて学生達と顔を合わせた。来てくれたのは4月に入学したばかりの1年生の子達だ。前回5月28日(土)に1年生を中心に今年初めてのオープンキャンパスを実施。その時の感想や反省を語り合う所から始まり、最後には「栗山町にこれが欲しい!」という話にまで発展した。(※みんなで集えるカラオケやファストフード店がまちにあればいいな~との事)
そしてオープンキャンパス当日の様子を取材させて頂く旨をご説明し、その日は学校を後にした。


◇2022年6月24(金)※準備日
雨が降りしきるこの日、翌日の本番の運営を主導する1年生9人を中心に、本番に向けた設営や流れの確認が行われた。準備を見守る中で特に印象的だったのは、学生達がしきりに確認し合っていた「来てくれた人にどうやったら楽しんでもらえるか。気持ちよくなってもらえるか」「どんな話、どういう話し方をすればすんなり入ってくるか」というお客様視点の考え方。当たり前だが疎かにもなりがちなその視点が垣間見える瞬間が多々あった。

「来てくれた子達に少しでも明るく楽しんでもらえるように」その思いから先生と学生が協力し可愛らしい飾りを制作していた。


「コードに引っ掛かると危ないので」コードを養生テープで止めておくなど、細やかな気配りも目を見張るものがあった。


「初めて体験する人でも分かりやすく、そして楽しんでもらえるように」プログラム内にもあるベッドメイキング体験を渋谷相手にも親切に実践してくれた。


「そのジャンパーカッコいいですね!着せて貰っていいですか?」NHKのオレンジジャンパーを着たがっていた向平君。


準備を終えて談笑する学生たち。


◇2022年6月25(土)※本番日

前日とは打って変わってカラっと晴れた本番日当日。

緊張の面持ちで介護福祉学校を訪れた参加者が最初に案内されるのが校舎1階の学生ホール。全員が揃ってから2階の大ホールに案内されるのだが、その待ち時間を埋めるのも1年生だ。「来てくれた人達には緊張させたくないし楽しんで欲しい」その言葉通り、会ってすぐにも関わらず笑顔で談笑する姿が非常に印象的だった。

「自分も去年は来る側で緊張していたのを覚えているので」自身の実体験も糧に、水色のポロシャツをまとった1年生が未来の後輩たちに明るく話しかけ笑顔を引き出していた。


その後、模擬授業(コミュニケーションの演習)や、介護実技体験としてベッドメイキング、実際に現場で働く卒業生と語る会とプログラムは進行。そのどの瞬間からも「楽しんでもらいたい」という学生達の姿勢が見られた。

ベッドメイキングでは身振り手振りを交えながら分かりやすく受講生に教えていた。


コミュニケーションの中で笑顔が弾ける場面も。


「昨年まで来る側だった1年生達が今こうやって立派に運営しているのを見ると、凄いなと思いますね」訪れた卒業生も嬉しそうにそう語ってくれた。


前回しぶたにっきにて特集させて頂いた地域おこし協力隊の深澤雅一さんもオープンキャンパスを視察。「コミュニティFM×介護福祉学校」の大きな可能性も感じさせた。


実際に参加した参加者からは、「先輩方が積極的に話しかけて下さったおかげで、学校について介護について前向きに学ぶことが出来た」「この学校でなら楽しく過ごせる自分の姿が想像出来た」といった声が聞かれた。

最後には在校生・参加者・卒業生も交えて記念撮影を行った。
(最前列:参加者)


オープンキャンパスの運営という大役を終えた後、学生にお話を伺った。

介護実技体験会場の黒板に見事なアートを描いた中林聖翔さんは、

休日とはいえ、参加してくれた生徒さん・ご家族の皆さんはそれぞれの大事な時間を使って来てくださっている。栗山町の北海道介護福祉学校オープンキャンパスの思い出の一部に、この黒板アートがなれば。そんな思いで制作しています。

誰よりも早く学校を訪れ、誰よりも遅くまで残っていた中林聖翔さん。淡々と作業しているように見えたその胸中には熱い思いを持っていた。


5月に行われた第1回オープンキャンパスの際の黒板アート


また、卒業生と語る会で司会進行も務めていた向平広真さんはこんな話もしてくれた。

介護はお風呂にいれるであるとかトイレのお手伝いであるとか、そういった介助の側面だけでなく、コミュニケーション・レクリエーションを通して人の精神的な面にも影響を与える事出来るもの。という事が来てくれた生徒さん達にも伝われば。
また、栗山町=介護福祉の町というイメージをもっと広げて、介護学校行くんだったら栗山町だよね。って皆に言って貰えるようになりたい。

「司会進行ちょっとグダりそうな所もあったのですが先生方に助けられました。笑 2年生の時にはしっかり出来るようになりたいです。」と最後まで周りへの感謝を忘れない姿が印象的だった。


今回、北海道介護福祉学校の学生達とお話を重ねる中で、冒頭にも書いた渋谷の中で漠然と捉えていた介護のイメージが大きく変わっていくのが分かった。
「孤独に気づき、立ち止まり、笑顔で言葉を伝えるもの」「人生に生きがいを与え、そしてそれを支えるもの」何かそのコミュニケーションの原点の様なものが介護の世界にはある。そうオープンキャンパスが終わるころには感じていた。

介護職が不足する自治体の人材確保を解消しようと、栗山町も道内6つの町村(月形町、沼田町、安平町、平取町、新ひだか町、猿払村)と自治体包括連携協定を結ぶ等、「介護福祉の町」としてその活動を加速させている(※6月25日時点)

そんな状況だからこそ、この学校の存在や学生の姿をまずは栗山町の人達にもっと知って欲しい。渋谷が出来る事はそのハブになる事なのかな。そう思いながら帰路につくのであった。

運営を主導した1年生たちと。オープンキャンパスが終わる頃には「しぶやん」と親しみを込めて呼んでくれていた。

【今後のオープンキャンパス予定】
■7月23日(土) ※午後からくりやま夏まつりにて介護学生がYOSAKOIを披露
■8月27日(土) ※合わせて学校祭を実施予定
■9月25日(日)
※詳しくは、北海道介護福祉学校HPをご確認下さい。

【活動のチェック】
北海道介護福祉学校の活動詳細は、InstagramアカウントやFacebookアカウントでチェックできます。

■地域おこし協力隊・深澤さんの記事はこちら(栗山町にコミュニティFMを!)
■しぶたにっきプロローグはこちら

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2022年6月29日

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