3月11日のおはよう北海道土曜プラス「ぶらりみてある記」は十勝の鹿追町。
大雪山系のふもとにある鹿追町は、山や湖など十勝の雄大な自然を楽しめる町でもあるんです。3月になりましたが、まだまだ楽しめる“雪と氷の世界”を堪能してきました。(帯広局 江連すみれ)
アクティビティの町 鹿追町~冬の十勝平野を疾走 犬ぞり体験!🐶
やって来たのは、郊外にある農村地帯・瓜幕(うりまく)地区。歩いていると、犬の鳴き声が…!
牧場の跡地で待っていたのは、なんと、40頭もの犬たち!
ここでは、犬ぞりのツアーを楽しむことができるんです。
ツアーを行っている滝田武志(たきた・たけし)さん。以前はアウトドアガイドを務めていましたが、鹿追の雄大な自然を大好きな犬たちと一緒に満喫したいと、12年前にここで犬ぞりツアーを始めました。
ツアーは、この犬たちと仲よくなるところから始まります。一頭ずつあいさつすると、すぐになついてくれました。
いざ出発!犬ぞり初体験の私は、滝田さんと一緒に乗って操縦してもらいます。
8頭の犬が一斉に走り出すと、時速30キロ以上になることも。時速30キロというと、そんなに速く感じないかもしれませんが、実際には、雪山をソリで滑っているようなスピード感でした。
犬ぞりの魅力は、見渡す限りに広がる白銀の大雪原を走る爽快感。
天気がいい日は、山並みもはっきりと見ることができます。
雪と氷の村 しかりべつ湖コタン
そして、冬の鹿追町といえば、やはりこちら。標高810メートルにある然別湖。北海道の湖の中で一番高い場所にあり、例年4月まで結氷が続くそうです。その湖の上で開かれているのが「しかりべつ湖コタン」。42年間続く、冬の名物です。
このイグルーと呼ばれる建物は、然別湖の水を凍らせたブロックで作られています。3月に入ってプラス気温の日も増え、イグルーも少しずつ溶けているそうですが、スタッフ20人以上が手分けして、溶けた部分に雪を継ぎ足すなどして守っています。
コタンには、こんなものも。足湯です。天然の温泉を湖畔から引いてきています。
さらに、週末の夜だけ開かれる特別なイベントがあります。
氷点下のイグルーの中で始まったのは、コンサート。この日登場したのは、地元・鹿追の消防士や削てい師などで結成された、My’s-マイズ-のみなさん。地元十勝を応援する曲を歌い、このコンサートには10年以上前から出演しています。
放送では、しかりべつ湖コタンをテーマにした歌も披露しています♪
もうすぐ迎える春を前に、雪と氷の世界を堪能してきました❄️
3月11日の「ぶらりみてある記」ぜひご覧ください。
3月11日(土)午前7時30分
おはよう北海道土曜プラス
ぶらりみてある記