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ついに関取! 札幌市出身 北青鵬 新十両会見全部見せます

ほっとスポーツプラス

2021年7月21日(水)午後9時14分 更新

札幌市出身の北青鵬は、西の幕下二枚目で迎えた名古屋場所で7戦全勝。幕下優勝の好成績で来場所の新十両昇進を決めました。19歳での関取昇進、相撲界期待の新星のオンライン会見全文をどうぞ〜。

北青鵬 治(ほくせいほう おさむ)
2001.11.12生まれ 19歳
札幌市出身(モンゴルで生まれ5歳の時に来日)
宮城野部屋所属 
身長:2メートル2センチ
体重:170キロ
序ノ口から幕下まですべて7戦全勝で優勝。
(すべて優勝は史上7人目)

有言実行の新十両昇進

記者:新十両昇進おめでとうございます。
北青鵬:ありがとうございます。
記者:関取になりにました。今どんな思いですか?
北青鵬:素直にうれしいです。
記者:目指していたところが現実になって、どんなことを今思いますか?
北青鵬:そうですね、やっとスタート地点に来られましたね。
記者:ここが関取にとってスタート地点ですか?
北青鵬:そうですね。ここからなので。
記者:初土俵からは1年半という時間ですけれども、この1年半での十両昇進というのはどう感じていますか?
北青鵬:最初、去年の7月場所で序ノ口優勝した時に『1年間6場所で上がります』っていうふうにインタビューで言ったので、やっぱり自分から言った言葉には責任を持って、毎日日々の稽古に励んできました。
記者:負け越しもなくきました。我々から見ると本当に順調だなという感じですけれども関取自身はどう感じていますか?
北青鵬:どうなんでしょうか。うれしいですけど、もっと自分がもっと稽古していれば先場所上がれたんじゃないかなと、たまにちょっと思いますね。

横綱・白鵬とともに優勝したい!

記者:その先場所の悔しさもあって、今場所は十両昇進と同じく幕下優勝への思いも強かったように場所を通して感じましたがどうでした?
北青鵬:やっぱり最初から幕下優勝して十両に上がるって気持ちもあったんですけど、横綱・白鵬関と同じ場所で優勝はできてなかったので、横綱よりも僕の方が先に優勝が分かるわけですし、僕が先に絶対優勝して、15日目横綱にも優勝していただきたくて“一緒に優勝したい”っていう気持ちが強かったですね。
記者:そういった思いから幕下優勝への思いを口にしたんですね。
北青鵬:そうですね。
記者:横綱と一緒に優勝するという目標があったということですが、千秋楽に実際に横綱が優勝を決めてから、何かこう約束を果たしたぞとか一緒に優勝だなとか何かそういう会話はありましたか?
北青鵬:横綱からは“おめでとう”と言われましたし、自分も“おめでとうございます、横綱と一緒に優勝したかったです”というふうに言いました。
記者:本場所初日が芝戦で4日目が時栄戦で、この2人との対戦には思いが強かったのでは?
北青鵬:何よりも二人とも一度負けてる相手なので。芝さんの場合はまだ1勝1敗で今場所が勝負ってなってましたし、時栄さんに関してはやっぱり連勝を止められたっていう部分もあって、何が何でも負けられなかったですね。

今場所の相撲は“まわしを取る”

記者:しっかりその二人に勝ちましたけれども、相撲自体について今場所、意識したことは?
北青鵬:どの取り組みでも必ず『まわしを取って相撲を取る』というふうに意識して、今場所は全部、右上手を取りに行きましたね。
記者:まわしを取るために気をつけていた部分というのはありますか?
北青鵬:気をつけた部分は、できれば踏み込んでまわしを取るのが一番ベストなんですけど、やっぱそれがまだ僕には・・・できないっていうわけでもないんですけど、やっぱりどうしても上から上手を取りにいってしまいますね。
記者:ただ先場所よりも相撲内容でよくなってきている部分はどういうところに感じていますか?
北青鵬:どんな取り組みもまわしを取って落ち着いて相撲を取れているところですかね。

憧れの白鵬のような相撲がとりたい

記者:関取になってもっとこういう相撲を取っていきたい、もっとこういうところを鍛えたいというのはどういうところでしょうか?
北青鵬:それはもちろん、「立ち合いからまわしを下手で取れるように」「もっと立ち合いから足を踏み出せるように、踏み込めるように」9月場所までそういう稽古をしていきたいですね。
記者:上手ではなくて下手で取りたいという気持ち?
北青鵬:何よりそれが一番僕の目指す憧れの横綱・白鵬関の相撲なので。
記者:下手はどっちの下手を引きたいイメージですか?
北青鵬:それは横綱と同様左の下手ですね。
記者:左の前まわしを取りたいということですかね。最終的に目指す相撲っていうのはどういう形でしょうか?
北青鵬:そうですね。それはもちろん横綱・白鵬関のような、左下手前みつをとって、右をさして前に出るっていうのが目指す相撲ですね。

記者:今場所は12日間横綱の付け人にもついていたと思うんですけれども、そばにいてどんなことを感じましたか?
北青鵬:一日一日大切に、入念にストレッチなど基礎運動を行って取組に向かっていましたね。
記者:子供の頃から横綱と縁があって、一緒に今場所戦うことができて、横綱へは今どんな思いがありますか?
北青鵬:本当に僕のことを相撲の道に引っ張っていただいて本当に感謝しています。
記者:何かこの十両昇進に際して声をかけてもらいましたか?
北青鵬:今朝、横綱に最初に報告の電話をしたんですけど、横綱は「まだここからだからね。ここから頑張っていこう」というふうに言っていただきました。
記者:どんな気持ちになりましたか?
北青鵬:もう心から“よーし!頑張るぞ”という気持ちになりました。
記者:ご両親も喜んでいますでしょうか、報告しましたか?
北青鵬:報告しました。
記者:どんなやりとりがありましたか?
北青鵬:そうですね、ふたりとも喜んで、『関取』っていうふうにちょっとからかいながら言ってました(笑)。

大きい体は北海道のおかげ!

記者:北海道出身で土俵に上がりますけれども北海道にはどんな思いがありますか?
北青鵬:やっぱ北海道がなければ今の自分のこの大きい体もないと思ってますし、北海道に育てていただきましたね。
記者:北海道はたくさんの横綱が出ているところでもありますし、北海道の地元の方の期待というのも感じていますか?
北青鵬:そうですね、やっぱそういう応援してくださっている方々や、いろんな方々の期待を裏切らないように頑張っていきたいと思います。
記者:北海道で大きな体を育ててもらったとありましたけど、北海道の食べ物でお好きなものって何でしょうか?
北青鵬:ジンギスカンですね。
記者:今身長は2メートル2センチ。体が大きくなるために小さいころからやってたことはあるんですか?
北青鵬:そうですね。小学校のころ、たくさん牛乳飲んで早く寝てました。それぐらいです。でも中学校の頃はちょっと止まったんですけど、また急激に伸びました。
記者:ちなみに小学校卒業時で何センチぐらいあった。
北青鵬:160数センチだと思います。はっきり覚えてはないですけど。
記者:いったん中学で止まったけどまた中学で?
北青鵬:中学の終わりでまた急激に伸びました。
記者:それで卒業時はどれくらいだったんですか?
北青鵬:卒業時は1メートル90センチですね。
記者:それも牛乳ですか?
北青鵬:牛乳も飲んでましたし、何がってあとはたくさんご飯食べてましたね。お米もですし、ちゃんこもですしいろんなものたくさん食べてました。高校でさらに10センチ伸びて入門の時2メートルちょうどで入りました。
記者:自分が身長大きいっていうのは、相撲をやる上では有利というか、そういう部分は感じられますか?
北青鵬:やっぱり身長が高い分、手も長いですし、よりまわしに手が届く面では自分でも有利だと思います。
記者:今後はどうですか。体重なんかももうちょっと増やしたいなっていう思いはあるんですか。
北青鵬:そうですね。そういう面もですし、それより何より下半身をもっと鍛えたいですね。
記者:横綱のやっている練習メニューを見て、自分もやったりとか今後やりたいなってありますか?
北青鵬:やっています!
記者:例えばどんなメニューをこなしているんですか?
北青鵬:それはあんま言えない、秘密です。それは横綱もおっしゃっている通り。宮城野部屋に入門してこそわかるものなので。
記者:キツイですか?。
北青鵬:それはもちろんきついことをしなければ強くなれないので。
記者:じゃあもっと下半身も足も横綱みたいに太くしてお尻を大きくしてっていう。
北青鵬:そうですね。

夢の横綱にむけて

記者:この関取がスタート地点だと言いましたけれども、ここからどんなところを目指していますか?
北青鵬:もちろん夢は横綱なので、まず1つ目の目標の『1年で関取になる』ってことはできたので、次は新入幕という目標が自分の中にはあります。最終的な夢の横綱になれるように、もっともっとこれから稽古に励んでいきたいと思います。
記者:身近に横綱という存在があって、横綱というのはどういうものかなって自分の中でイメージがありますか?
北青鵬:そうですね。何事も謙虚で素晴らしい人だと思ってます。
記者:今関取になって十両でも幕内でもいいんですけれども対戦してみたい力士はいますか?
北青鵬:そうですね、もうそれはもちろん照ノ富士関ですね。やっぱり高校の先輩でもありますし、仲が良かったので、これから大相撲を引っ張っていく横綱と相撲を取らせていただきたいです。胸をかりたいです。
記者:ちょうど今日、横綱昇進伝達式もあって、同じ日に晴れて関取になって、いつかは一緒に戦いたいという思いがありますか?
北青鵬:今場所はうちの部屋の兄弟子である横綱・白鵬関が戦いましたけど、次は自分が戦えるように頑張りたいです。
記者:10代で関取になることについてどう思いますか?
北青鵬:横綱が18歳で関取に昇進しているので、自分も絶対10代で関取になるって気持ちがありましたし、1年で関取になるっていう気持ちもあったんでそれを達成できてよかったですね。
記者:10代で関取、次新入幕はどれくらいまでというのは今ありますか?
北青鵬:それ(新入幕)も目標の一つにあるんですけど、横綱と同様、21歳で横綱になれるように頑張ります。とりあえず自分の中の目標は、次の9月場所でふた桁勝つっていうふうに、目標を自分の中で立てています。

北青鵬は、北海道出身の力士としては、令和元年(2019年)の名古屋場所で昇進した一山本(岩内町出身)以来、戦後79人目の新十両となりました。関取として迎える9月の秋場所、相撲界期待の新星はどんな相撲を見せてくれるのでしょうか。19歳らしいあどけない笑顔にも注目です。

2021年7月21日

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