函館市出身のプロレスラー、カツオさんは5年前、道南地方を拠点とするプロレス団体「道南リング」を立ち上げました。
立ち上げた理由についてカツオさんは、「自分はいつかプロレスラーになって地元を元気付けたいと考えていた」と話しています。
これまで祭りやイベントなどで試合を開催してきましたが、新型コロナウイルスの影響でイベントなどは軒並み中止になり、去年は試合を行うことが難しくなりました。
そんな中、コロナ禍で落ち込んだ地元を盛り上げようと、観覧が無料の試合を開催することを決め、費用をインターネット上で募る「クラウドファンディング」を始めました。すでに、目標としていた200万円以上が集まり、ことしの8月ごろから道南の10の市と町で開催するということです。
カツオさんは「街のみんなにプロレスを通じて元気になってもらいたい。試合を見ているその瞬間はコロナのことを忘れてびっくりしたり、楽しんだりしているはずなので、それが僕らのプロレスイベントをやる意味なのかなって思っています。プロレスで元気を届けたいです」と話していました。

(2021年5月7日放送)
※情報は取材当時のものです。