5日昼前、道央自動車道の苫小牧市と白老町を結ぶ区間でクマが出没し、およそ4時間半にわたって通行止めとなりました。クマとぶつかった車が横転する事故がありましたが、けが人はいなかったということです。
5日正午前、苫小牧市と白老町を結ぶ道央自動車道を走行していた運転手から「クマと車の衝突事故が起きている」と通報がありました。
警察が現場に向かったところ、クマ1頭が高速道路上で死んでいて、警察によりますとこのクマとぶつかった乗用車1台が横転しましたが、けが人はいないということです。

また、午後0時半ごろには、別の運転手から「生きたクマが道路上にいる」という通報があり、捜索をしたところ、別のクマ1頭が高速道路上にいるのが確認されたということです。
警察によりますと、2頭のクマはいずれも体長がおよそ60センチの子グマで、2頭目のクマはしばらく現場付近をうろついたあと姿が見えなくなったということです。

クマが出没したため、道央自動車道は正午から苫小牧西インターチェンジと白老インターチェンジの間で上下線で通行止めとなりましましたが、クマがいなくなったとして、午後4時半ごろ通行止めは解除されました。