道北オホーツク地方にはかつて鉄道が各地に敷かれ、生活、物流、観光の足として利用されていました。「懐かしの鉄路・廃線紀行」と題して、親しまれていた鉄道の風景を映像で振り返ります。2回目は「根北線」です。 (2022年7月放送)

根北線
オホーツク海側の斜里町内で完結した路線で、斜里駅(※現在の知床斜里駅)から越川駅までの12.8キロの区間で運行されていました。もともとは標津線の終点、根室標津駅までを結ぶ路線として計画されました。膨大な赤字のため、昭和45年、開業からわずか13年で幕を閉じました。
全線開通を待たずに廃線となったその歴史を物語るのが、根北峠にさしかかる手前の国道沿いにある「越川橋りょう」です。長さ147メートル、高さ21.7メートルのこの鉄道橋は、国の登録有形文化財にも指定されていますが、橋を含む越川駅から先の区間が開業することなく根北線は廃線に。列車が通ることはありませんでした。

2022年は日本に鉄道が開通して150年の記念の年。鉄道は北海道の発展に貢献しました。道北オホーツク各地の懐かしの鉄路を改めて振り返ります。
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