NHK札幌放送局

手稲山にある放送所に行ってみた!

デジタル戦略チーム

2023年10月12日(木)午前11時07分 更新

皆さん、こんにちは広報担当のYです。テレビ局の技術の仕事ってどんなものが思い浮かびますか…?カメラマン、音声さん、照明さん…。私もこの会社に入るまではそのようなイメージが強かったんです。 しかし…それ以外にもみなさんがテレビやラジオをきちんと視聴してもらうための超重要な仕事が! 暑い夏も、寒い冬にも山へ足を運び、皆様に届けるための電波をまもっている技術担当者がいるんです!他にも、普段なかなか見ることのできない放送所の中をちょこっと公開します!

まずは「NHK札幌・手稲山テレビ放送所」。
山のふもとから車で行くこと数十分…林の中、ふと窓の外を見ればそこは急な崖。車が1台ほど通れる道ですが、結構怖い。運転手さんの見事な運転さばきにより、無事放送所がある山頂に到着。なんと標高1,023m!
放送所担当の技術職員は冬場はなんとリフトで行き来するそう。営業時間に乗るため、夕方にいき設備のメンテナンスをし、一晩泊まって朝帰るという仕事の流れだそうです。

【放送所のある手稲山山頂から眺めた景色】

なんでこんなに高いところに放送所が立ち並んでいるかというと、電波の送信点としてこの標高が理想的なため。NHKをはじめ民放各局の送信所など多くの電波施設が設置されています。

サービスエリアは、札幌市、江別市、千歳市、岩見沢市、恵庭市、北広島市、石狩市の一帯を含む石狩平野のほぼ全域におよび、北海道中央部。この放送所から、こんなに広い範囲に電波を届けてるんですね。こちらの放送所は総合テレビ、Eテレ、FMの電波を送っています。

また、放送所の局舎は雪国・北海道ならではの対策が。冬の標高を超える厳しい自然環境に耐えうるよう、耐久性・信頼性・省メンテナンス性を追及した寒冷地用局舎となっています。
屋根の形はなんだか、かまぼこのよう…これも積雪を考慮した形なんです。冬は室内の機器が排出する熱を屋根裏に集めて、屋根に積もった雪をとかすシステムになっています。冬の間は局舎の半分ほどが雪に埋もれるため、玄関は 2 階に設けています。

【NHK札幌・手稲山テレビ放送所】

そして今回特別公開!!放送所の中の設備を一部ご紹介します。

中に入ってまず出迎えてくれたのがこちらの電源設備。
通常時の電源供給の他、停電時に備えて非常用自家発電装置も設置しています。
5年前の胆振東部地震で起きた大規模停電「ブラックアウト」の時も回り続けたそうです。

続いてデジタルテレビ送信機。送信機は番組をご家庭に届けるための設備です。とても大きいですね。

そしてFM送信機

それぞれの送信機は2台ずつあり、これらを切り替えて使用しています。万が一の故障など「もしも」に備えて2台準備しているという点もあります。

他にも機械がたくさんあり、年中無休で動いています。皆様の家庭に電波を安定して届けるため、メンテナンスも欠かせません。先ほど申し上げたように、この放送所は山の上にあるため、放送所にたどり着くまでの道のりが長く、特に冬は雪道を乗り越えるという北海道ならではの高い壁を越え、設備の点検等を行っているんです。
でも、時にはこんなに美しい景色に出会えることも。絶景ですね。

最後に…

放送所のメンテナンスを担当している技術職員に仕事のやりがいを聞いてみました。

「設備にトラブルが発生しても、放送を止めることなく迅速に対処できたときは、特に大きな達成感を感じます。
みなさんに番組を安定してお届けする。ごく当たり前のことを守り続けるためこれからも使命感を持って業務に取り組んでまいります。」


テレビ局の仕事は幅が広く、今回は普段なかなか目にすることのできない業務をぜひご紹介したいなと思い、記事を書きました!少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。



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