NHK札幌放送局

NHK札幌  新スタジオのヒミツ…?

札幌局広報スタッフ

2021年6月4日(金)午後3時00分 更新

こんにちは!広報部の新人・ヤナガワです。
入局して2か月。少しずつ札幌での暮らしに慣れ、できる仕事が1つずつ増えてきました。


先日、自称”NHK北海道の広報部長” セタ先輩が、テレビ塔前の旧放送会館をリポートされていた記事を拝読しました。新会館への引っ越しを徐々に進めていたため、スタジオの設備も新会館にもぎ取られて(?)いた時期があったんですね……(詳しくはこちらの記事へ)

そんなスタジオの引っ越しも無事終了。
改めて、テレビ塔前の会館では62年間、皆様に大変お世話になりました。

いよいよ6月7日(月)からは、セタ先輩がキャスターを務める「ほっとニュース北海道」(平日 午後6:10 [総合])も新会館のスタジオからの放送です。


早速、新スタジオに潜入取材しちゃおう!と思ったのですが、新人の僕はスタジオ設備の知識がない。。ということで、スタジオデザインを担当した大先輩・アオチ職員に詳しくポイントを解説していただきました!


【クリア素材で、目の錯覚!?】

―スタジオの雰囲気が、旧会館からがらりと変わりましたね!

(アオチ) 旧会館のスタジオはやや無機質にも(?)見えて、硬いイメージを持たれていたかもしれません。新会館のスタジオは、木材を多く使っているのがポイント。北海道らしい、温かみのある雰囲気を目指しました。

―たしかに、青を基調としているのに、寒々しく見えないです

(アオチ)「おはよう北海道」は6月からロゴが青に変わり、「ほっとニュース北海道」ロゴにも青が入っているので、メインカラーを青にしています。
青は冷たい印象を持たれがちですよね。でも北海道は冬の寒さが厳しいので、家に帰ってテレビを見る時は ほっとしてもらいたいなと。寒々しく見えないように、というのは大切にしています。

―背景にあるカラフルな装飾も特徴的ですね

(アオチ)そう!よく見てみて。色が変わるようになっているんですよ!

―本当だ…さっきまでブルーだったのがピンクに!どういう仕組みですか?

(アオチ)面発光するアクリル板を使用しています。東京の番組スタジオだと使われていることもあるけれど、札幌のスタジオでは初めて使用しました。「クリア」というのもポイントの1つです。

―クリア…?透けていないとだめなんですか?

(アオチ)写真やモニターを通して見る印象よりも、実際スタジオに入ってみるとより狭く感じなかった?

―はい。こんなに狭いの?って驚きました

(アオチ)実際は狭くても、テレビで見たときは奥行きがあるように見せたい。そのために「クリア」の素材が効いてくるんです。

―なるほど…でも正直まだよく分かりません…

(アオチ)アクリル板の先に奥の壁が透けて見えていると、閉塞感が軽減されるし、奥行きを感じてもらいやすい。キャスター席の足元にある青い板にもほどよく透け感を残しているのは、同じ理由からです。
”さらに奥があるのかも!”という目の錯覚を起こしてるんです。ここで話してしまったのでバレちゃいましたね(笑)


【キャスター目線 と 視聴者目線】

―キャスターの意見もデザインに取り入れたりしたんですか?

(アオチ)もちろん!旧スタジオで改善したいと思ったことなどを細かくヒアリングしました。

―具体的にはどんなオーダーがありましたか?

(アオチ)例えば、写真左の丸テーブル。キャスターが立って話をする際に使うものです。一見普通のテーブルだけど、ニュース原稿を広げやすいよう、机のテーブルが伸長する仕組みにしました。元のサイズを大きくするのではなく、敢えてスライド式にしたのは、瀬田アナウンサーからの提案。軽やかさを残すため、必要な時だけ広げる形にしました。
中央はキャスター席。身体を無理に動かさなくても、自然な手の位置でボタンやモニターの操作がスムーズにできるよう位置を調整しました。キャスターは常時10を超えるモニターを意識しながら進行しています。自然災害などの緊急報道にも即座に対応できるよう、モニター位置も修正を重ねました。

右はキャスター席の足元。特に瀬田アナウンサーは足が長いので(笑)、机下の機材収納棚をやや深く削ったり、支柱の位置もずらしました。

これらはほんの一例ですが、テレビに映らないところも、キャスターの使い勝手に配慮しています。

―そんな細かなところまで…気が付きませんでした…

(アオチ)キャスターの使い勝手だけではなく、もちろん視聴者の皆さんが見やすいというのも重要です。

例えば、今回札幌では初めてタッチパネル式の98インチモニターを導入しました。気象情報をはじめ、情報をわかりやすくお伝えできるよう上手に活用していきたいと思っています。
あとは、クロマキー合成を可能にするグリーンバックも導入しました。北海道らしい美しい景色や躍動感あふれる動物たちの姿などを、より臨場感あふれる映像でお届けできたらと考えています。


【スタジオセットづくりに終わりなし】

―最後に…キャスター席の後ろにある、かわいらしい作品がとても気になりました!

(アオチ)実は、ほとんど北海道の作家さんがつくったもの。冒頭にお話したとおり「北海道らしさ」を表現したいと思い、道内各地へ買い付けにいきました。

―アオチさんが自ら買い付けに行かれたんですね!

(アオチ)写真左上は札幌軟石でつくられた小さなお家。左下は小樽のガラス細工。右の2枚は、木製家具でも有名な旭川で買ったもの。今後も道内各地で作品探しを続けながら、スタジオをアップデートさせていきたいと思っています。

―スタジオづくりに終わりはないんですね…!
なんとなくテレビを見ているだけでは気付きませんが、隅々まで仕掛けがあることに驚きの連続でした。今日はありがとうございました!


僕の初インタビューいかがでしたでしょうか。。
新スタジオの魅力が少しでも皆さんに伝わればうれしいです。

6月7日(月)から新スタジオでお送りする「ほっとニュース北海道」も、引き続きよろしくお願いいたします!

ほっとニュース北海道
平日 午後6:10~7:00【総合・北海道ブロック】


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