NHK札幌放送局

オミクロン株と北海道内の3回目のワクチン接種状況

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2021年12月2日(木)午後5時33分 更新

新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」とはいったいどんなウイルスなのか、北海道内の3回目のワクチン接種はどこまで進んでいるのか、12月1日現在の情報をまとめました。

感染症学の専門家に聞いた

感染症学が専門の札幌医科大学の横田伸一教授にオミクロン株について聞きました。

どんな変異株なのか?

横田教授
オミクロン株は南アフリカからWHO=世界保健機関に報告が上がったあと、わずか2日後に『VOC=懸念される変異株』といういわゆる最大ランクの変異株に指定された。

感染力はこれまでとどう違う?

横田教授
まだ分からないことが多いが、これまでのデルタ株よりも感染力が強い可能性が懸念されている。ワクチンを接種した人でも感染している事例があり、もしかすると、感染やワクチンで得られた免疫では防御しづらい可能性もある。

どんな対応が必要か?

横田教授
世界各国で水際対策を講じていたり、3回目のワクチン接種を急いでいるという事実は重く受け止める必要があると思う

旭川で医療従事者対象に3回目接種開始

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が、旭川市でも1万9000人の医療従事者を対象に1日から始まりました。
旭川赤十字病院では医師や看護師92人が体調に異常がないか問診を受けたあと、接種を受けました。

旭川赤十字病院の牧野憲一院長
「新たな変異ウイルスのオミクロン株についてまだ情報が少ない状況だが、ワクチン接種で感染予防や症状の軽減を期待したい。医療従事者の身を守り、病院の機能を維持するためにも院内の医師や看護師への3回目の接種を進めたい」

旭川市は、3回目のワクチン接種について、医療従事者に続いて来年2月ごろには65歳以上の高齢者を対象に始め、2022年9月末までに希望するすべての市民への接種を終えたいとしています。

新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種は、2回目の接種から原則8か月以上たった18歳以上の希望者を対象に行われます。

3回目の接種の準備状況は?

一般向けの3回目の接種に向けて、各自治体は予約方法の検討や接種会場の手配、接種券の発送準備などを進めています。このうち札幌市では—。

札幌市の方針

  • 2022年2月 65歳以上の高齢者への接種開始
  • 2022年4月 基礎疾患がある人 福祉施設に勤める人 学校の教職員など優先接種の対象者へ接種
  • 2022年5月以降 64歳以下の人が対象に

札幌市は、いずれも、医療機関での個別接種を基本に接種を受けてもらう方針ですが、65歳以上の高齢者が接種時期を迎える2022年2月には、各区の区民センター、あわせて10か所に集団接種会場も設けることにしています。

年末年始 ひとりひとりが感染対策を

12月に入り、年末年始の行事や帰省など人が集まる場面も増えてきます。注意点について、札幌医科大学の横田教授は次のように話しています。

横田教授
「暮れの人の動きが次の『波』、次の感染拡大に結びつくのではないかと懸念している。忘年会、新年会といった飲食の機会や帰省で人の動きが出てくる。多くの飲食店では感染対策をしっかり取っているので、そういった店を選び、飲食の時間を短くするとか、会話はできるだけ小さい声やマスクしながら行うことが必要になってくる。1人1人が感染対策をとりながら、社会生活を取り戻していく段階だ」

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