暖かい日が増え、北海道にも夏到来!?ということで、この時期にピッタリの179市町村の情報をお届けします。
函館の七夕名物‟ろうそくもらい“
「北海道スタジアム 春ノ陣」に函館市代表で出演した中村さんと筒井さんが教えてくれた「わがまちあるある」は、七夕の日に行う“ろうそくもらい”。
浴衣姿の子供たちが、笹の葉が飾ってある家に行ってお菓子をもらって周るという、まさに和製ハロウィン。

‟ろうそくもらい“の由来は、2人によると、かつて函館には青森のねぶた祭りと似たお祭りがあり、ねぶたを灯すためのろうそくを、子どもたちが集めたことが発祥なんだそう。いつしか、ろうそくとお菓子を渡すようになり、今では、お菓子だけになったとのこと。
函館出身の中村さんと筒井さんも、子どものころに、ろうそくもらいをしていて
■筒井
今はだいたい夕方6時~夜8時までですけど、僕らの時代は夕方4時くらいからフライングで家を周ってました(笑)
■中村
友達と協力して、袋2~3つくらいパンパンになるくらい集めてましたね
絶やさずに残したい、わがまちの文化
筒井さんは湯の川地区にあるお寺の住職で、ろうそくもらいの時は、総勢300人もの子供たちが来るとのこと!その日はお寺の敷地で、くじ引きや射的を開き、ちょっとしたお祭りに。

■筒井
自分がお菓子をもらう側からあげる側になり、時代を紡いでいる感覚がある。ろうそくもらいは、絶やさずにいつまでも残したい文化です。
子どもだった自分がいつしか大人になり、次の子どもたちにお菓子を渡していく、ろうそくもらい。まるでバトンのように、地元の文化を次の世代に引き継いでいく、そんな風習なのかもしれませんね。