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2022年9月 根室市長選挙 現職・石垣氏が無投票で再選 無投票は12年ぶり

  • 2022年9月6日

任期満了に伴う根室市の市長選挙が9月4日に告示され、無所属で現職の石垣雅敏氏のほかに立候補の届け出はなく、無投票で石垣氏の2回目の当選が決まりました。

石垣氏は根室市出身の71歳。
1976年(昭和51年)に根室市役所に入り、総務部長や副市長などを経て前回・2018年(平成30年)の選挙に立候補して初当選し、現在1期目です。
自民党と新党大地のほか、立憲民主党、公明党、社民党の各地域支部が推薦しました。
根室市長選挙が無投票となったのは2010年(平成22年)以来、12年ぶりです。
石垣氏は「沿岸漁業の振興や栽培漁業の定着を図って水産業を立て直し、地域を活性化させたい。北方領土問題が置き去りにされないよう、四島に隣接する地域としてロシアとの平和条約交渉の早期再開を国に要請していきたい」と話しています。
石垣氏は新型コロナウイルスに感染して、現在、自宅療養を続けていて、6日、対面での公務に復帰する見通しです。

6日に初登庁 「強靭な産業つくりたい」

4日の市長選挙で無投票で2回目の当選が決まった根室市の石垣雅敏市長が当選後、初登庁し、「漁業や農業を核とした強靭な産業をつくりたい」と抱負を述べました。
根室市の石垣雅敏市長は新型コロナウイルスに感染して自宅療養を続けていましたが6日、対面での公務に復帰しました。
4日の市長選挙で無投票で2回目の当選が決まってから初めての登庁となり、市役所の玄関で職員らに拍手で迎えられました。

石垣市長はNHKのインタビューで、「漁業や農業を核とした強靭な産業をつくるという4年前からの道しるべを基本としながら、医療・福祉や防災にも取り組んでいきたい」と2期目の抱負を述べました。
そのうえで、「根室の発展の基礎である国際漁業をしっかり守りながら、豊富な沿岸域を活用した『つくり育てる漁業』に早急に取り組みたい」と述べ、栽培漁業や沿岸漁業の振興に力を入れる考えを示しました。
また、ウクライナ情勢を受けた日ロ関係の悪化で北方領土問題や漁業交渉などに影響が出ていることについて、「根室では日ロ間のあつれきが直接の痛みとなってしまう。ウクライナ侵攻に伴う日ロ間の問題によって地域が疲弊することに対する国からの支援なども要望していきたい」と話していました。

根室市の石垣雅敏市長に聞く ~2期目の展望 北方領土問題~

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