NHK札幌放送局

【栗山町とAssemble】しぶたにっき007 「栗山町の“いま”を届ける」

札幌局広報・事業

2022年7月20日(水)午後6時50分 更新

HP・Twitter・広報誌。日々あらゆる媒体を使って栗山町民に町の情報を届け続けている栗山町役場の総務課広報グループ。中心となって活動するのは、入庁5年目の伊藤昴さんと7月の異動で新たに広報グループの一員となった入庁3年目の松井有彩さんです。若き2人はどんな想いを持って取材し、そして町民に情報を届けているのか。お話を聞いてきました。

■2022年5月

「広報くりやま」栗山町民にとって町の情報収集の拠り所となっている媒体だ。渋谷は2月に初めて栗山町を訪れ広報誌を手に取った時、その量と情報の細かさに驚いた。そしてHP上でも毎日のようにまちのニュースを発信。これさえ見れば栗山町のいまが分かるといっても過言ではない。

※広報くりやま5月号表紙より。 
目を引くデザイン、その中心にあるのはいつも町民の顔だ。

中心となって情報を発信し続けているのが、伊藤昴さんと松井有彩さんの2人だ。毎日のように町内を駆けまわり、取材を続ける2人。「一度取材に同行させて貰い、その上でお話聞いてみよう」そう思い、取材に同行させて頂きながらお話を聞かせて頂く機会を頂いた。
 

■2022年7月14日

この日は、栗山高校の2年生3名を対象に役場広報グループの仕事を体験するインターンシップが行われた。伊藤さんと松井さんの2人は講師役。2人が日常的に行っている訪問先への取材から、取材した情報をもとにした記事制作までを栗山高校の生徒3名がアドバイスを受けながら行った。

(出発前に取材する際の注意点等を話す伊藤さん:左 と松井さん:右)
 

(基礎を教わった生徒たちがインタビューや写真撮影を実戦)
 

(高校生たちには笑顔も。「広報の事はこうですよという前提はレクチャーしつつ、何よりリラックスして楽しんでもらえれば」と伊藤さん)
 

広報くりやま1冊あたりの平均ページ数は33ページ。広報グループは、月の上旬~中旬で日々取材を繰り返し、

基本はありつつも、紙面のレイアウトや色の付け方に正解が無く感覚ですることがほとんどなんですよね。正解が無いが故の悩みです

と伊藤さん松井さんが語るように、下旬には頭を悩ませながら編集作業を行い、ほぼ丸々1ヵ月使って約33ページ分の広報誌を制作する。

かなり大変な作業に見える広報グループの仕事だが、伊藤さんは、

田舎とはいえ、広報誌やHPに数回載る人なんて滅多にいない。取材される側にとっては1回きりの貴重な機会。取材し記事を掲載する我々も、その1回1回を大切にするという意識を常に持って臨んでいます

その言葉を体現するかのように、常に相手と同じ目線に立って取材しようとする姿がとても印象的だった。

(町内の子育て支援センターに同じくインターンシップで入っていた生徒たちに、寄り添いながらインタビューや撮影)
 

(その様子を撮影する松井さん 目線をあわせて)

この、取材される人の一期一会を大切にしたいという思い、実は、事前に広報グループの下調べをしていた時から感じていた。それは、6月の小学生の自然体験教育事業の取材のこのシーン。

(撮影しているのは、当時の広報グループメンバーで現在は建設課で働く佐藤さん。「小学生たちが川に入るので」と自分も長靴を履いて現場に入った)

(「相手と同じ目線に立って取材する」。広報Gに受け継がれている心意気なんですね)

インターンシップ終了後に2人とお話するお時間を頂き、渋谷の「栗山町の広報は町民にとってどんな存在であるべきだと考えているか?」という問いに対しては、こう答えてくれた。

松井さん
広報グループに来るまで、町でどういうイベントがあるのか。どんな事があったのか。という事は役場に勤めていてもHPや広報誌を見ないと分からなかった。それほど、広報の仕事というものは重要で町民の情報源となっている。「広報を見れば栗山町の情報が分かる」そういった認識が町民の当たり前としてある。そんな存在であり続けなければならない。と思っています。

(松井さんは7月に広報Gに加わったばかりだが、広報G流の取材先へのフォローとコミュニケーションをすでに体得していた)

伊藤さん
松井が言ってくれたものもそうですし、時としてシリアスな話題も扱わないといけない時がある。極論いえば、広報は「町民の命を守る啓発」という側面もあると思っている。ガン検診の情報を広報で見たから検診受けたらガンが見つかって助かった。ヒグマの出没情報を広報で見たから出かけるのを控えて熊と遭遇する事を避ける事が出来た。というように町民の安全安心を守る意味合いもある。そういった情報を、HPであるとか広報誌であるとかTwitterであるとか、情報元は同じ役場で媒体が違うだけなので、それぞれの年齢層にあったものを活用して情報を届け続けなければいけないと思っています。

(伊藤さんも実は、広報Gにきたのは去年。でも、「栗山町の事で知らない事ないのでは?」と思わされるほど、栗山のことを、なんでも教えてくれる) 

渋谷が常々感じ、そして町民の方も皆口を揃えて言う

「栗山町の人達は本当にみんな優しくて温かい」

今回取材に同行し、そしてお話を伺う中で、伊藤さん松井さんからもその要素を強く感じた。
取材する1人1人にしっかり向き合いそして寄り添い、見てくれる町民を想像しながら想いを持って記事を書く。
その様子を近くで見る事が出来たのは、渋谷自身にとっても原点を見つめ直させられる大変ありがたい時間だった。
 

2月に初めて栗山町にご挨拶に伺った時に対応してくださった栗山町役場の総務課・広報グループ。NHK札幌局が新たに始めたリージョナルパートナープログラムという取り組みについて、「前例のない新たな取り組みが故に成功するか失敗するかも分からない」そんな説明をしたにも関わらず、「我々でよければ、ぜひ協力させてほしい」そう伊藤さん達に言って貰えたのがこの渋谷の活動の全ての始まりだった。

栗山町が持つ温かみ。これをより多くの人達に伝えられるようにしたいですよね

伊藤さんが最後にポロッとこぼしたこの言葉。

不確定な状況にも関わらず手を差し伸べて貰い、町に入ると出会う色んな人達が温かく迎えてくれる。伊藤さんがこぼしたその言葉を渋谷は身をもって体感してきた。
「他所から入ってきた渋谷だからこそ伝えられることもあるのではないか」そう改めて思った。

(インターンシップ終了後、伊藤さん松井さん栗山高校の生徒みんなでパシャリ)

■前回のしぶたにっきはこちら(福祉のまち栗山町のシンボル 北海道介護福祉学校)
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