「神門光太朗の32市町村すべておじゃまします」
今回は浦幌町におじゃましました!
きょう(26日)放送の『釧路根室十勝のすべて』は、7月26日(火)午後7時から8月2日(火)午後7時まで、らじる★らじる聴き逃し配信をします。何度でも聞けますので、どうかよろしくお願いします。

浦幌町 ラジオネーム 社会人2年生さんからの投稿
「浦幌部を取材してください!」
高校生が「浦幌部」の活動をしているという情報を得て、浦幌町におじゃましました。
おっ、何やら真剣に話し合っているぞ。

そこにいたのは、池田高校3年生3人と本別高校3年生1人。
この日は参加していませんでしたが、もうひとり帯広三条高校に通う1年生を加えた5人が浦幌部員です。

現在、浦幌町には高校がありません(浦幌高校は2010年に閉校)。
彼らは町外の高校に通いながら、週に1回、放課後に浦幌町内の施設に集まってミーティングをしています。
浦幌部の活動は2016年3月に始まりました。
小学校から中学校までの9年間、学校の様々な活動を通して「ふるさと学習」を体験した生徒が、中学校卒業後も浦幌町を盛り上げる活動をしたいと「浦幌部」を結成しました。

(創設2年目の浦幌部)
その思いは後輩たちに引き継がれ、今年で7年目です。
祭りなど町内のイベントへの参加や清掃活動などを、高校生たちが自主的に企画してきました。
しかし、今の浦幌部メンバーは、参加を予定していたイベントが新型コロナウイルスの感染拡大でほとんど中止に。
そこで、イベント参加のかわりに始めた活動が動画配信でした。

町内のおススメスポット・グルメを紹介したり、酪農など職業体験をしたりと、高校生の視点で浦幌町の魅力を発信しています。
今回、浦幌部の皆さんにインタビューして感じたのが、郷土愛がとても強い! ということです。
「高校を卒業したあとも、浦幌町のことを考えて、浦幌町を盛り上げていきたい」とそろって口にするのです。
彼らがそう話すのは、浦幌部OBの皆さんが地元に残り、いきいきと働いているからだといいます。
浦幌部1期生たちは多くが浦幌に残り、林業に携わったり、NPOで活動したり、老舗そば店を継いだりしています。
そんな先輩たちの姿を間近に見ることが、将来の進路選択に大きく影響するのだなぁと感じました。
先輩の姿を見て影響を受けたのは高校生だけではありません。
おととし、「中学生版 浦幌部」が結成されました。今は10人の中学生たちが活動しています。
取材にうかがった際に、「ちょうど完成したばかり」と見せていただいたのが絵本。
中学生がストーリーを考え、絵を描きました。

その完成度の高さにビックリ!
しかも、物語に登場する動植物を、巻末で図鑑のように紹介。
そのアイデアにもビックリ!

コロナ禍のため、イベント参加できずにいた今の浦幌部員たちですが、今年はマラソン大会にブース出展することができました。

今は、9月の祭りの出店について計画を立てています。
彼らの瞳は、神門おじさん(44歳)にはまぶしいほどに輝いていました。
浦幌町の若者たちの活躍に、今後も注目したいです!

NHK帯広放送局ホームページ
NHK釧路放送局ホームページ