16日の練習試合は中日のキャンプ地、沖縄県北谷町で行われました。
新庄監督は試合前の練習中に中日の立浪和義監督にあいさつしたあと、20分あまり、バッティング技術や選手の指導方法について意見を交わしました。
新庄監督は左バッターの清宮幸太郎選手を呼び寄せたあと、現役時代に左バッターとして通算2480本のヒットを打った立浪監督にアドバイスを求め、立浪監督が教える姿も見られました。
練習試合では、6回に、新庄監督が起用を続けている俊足の五十幡選手が代走で出場しましたが、新庄監督は審判に代走を告げる際に、「盗塁、五十幡」と堂々と宣言して、五十幡選手を送り出しました。
五十幡選手は相手バッテリーがけん制をはさむなど、警戒するなかでも二塁への盗塁を決め、さらに三塁にも盗塁で進んでチャンスを広げました。

新庄監督は1点でも多く取る野球のため機動力を生かすことを目標の1つにしていて、五十幡選手に拍手を送ってたたえていました。
五十幡選手は8回にはツーベースヒットを打ったほか、センターの守備でも好プレーを見せて攻守に活躍しました。
この練習試合で日本ハムは2試合連続となる二桁安打でしたが、4対7で中日に敗れました。
新庄監督は「試合としてはずっとおもしろい内容になっている。こっちも攻めていて、見ているファンはおもしろいと思う。おもしろい試合をつねにしたいというのは自分の頭の中にある」と話していました。