NHK札幌放送局

もやカフェ再びオープン!① #ナットクとかち

十勝チャンネル

2020年1月31日(金)午後1時48分 更新

2回目のもやカフェ、テーマは「冬でも気軽に出かけたい!」です。予想を上回る16人の方に来ていただきました。まずは、三藤記者のテーブルに出てきたもやもやをご紹介します。

もやカフェオープン!
私(三藤)のテーブルには7人(途中6人)の参加者が加わってくれました。もやカフェの前に別の取材があり、開始ギリギリに会場入りした私をテーブルに座った参加者のみなさんがにこやかに迎え入れてくれました。名札にニックネームなどの呼ばれたい名前を記入して自己紹介から始めます。

こちらが「もやカフェ」の流れです。まず、十勝の生活で感じる悩み「もやもや」を参加者が出し合います。続いて「ザイホウタイム」。そのもやもやがどうすれば「宝」に変わるのか。みんなで話し合います。そして今回、初の試み「磨きタイム」。アイデアをさらにブラッシュアップします。

どんなもやもやがでた?
早速もやカフェがスタート。お菓子や飲み物を口にしながら、まずみんなの持ち寄ったもやもやを互いに紹介します。雲形の”もやもや付箋”に書いてもらい、1人ずつ発表しました。

まーくんのもやもや
普段バス通勤をしながら、子どもと接する仕事をしているまーくんは2つのもやもやを出しました。
「バスに乗ったときの急ハンドル、急ブレーキが気になる。運転手さんによるんですが、もう少し優しい運転をしてくれないかなと思います」
「子どもの遊び場が少ない。全くないわけではないが、『ピッピちとせ』のように室内で遊べるアミューズメントが十勝にはない。幼児や未就学児は寒いから外で遊べるのは30分程度。子どもの遊べるところをつくるのも面白いかと思って、物件を探しています」
大前さんのもやもや
次は大谷短期大学から参加してくれた大前さんのもやもやです。
「大学までバスで通ってるんですけど、その途中の歩行者信号があったと思っていた場所や、あったほうがいいと思う場所に信号機がないんです。交通量が多い場所に信号機がなかったり、横断歩道しかなかったりするところが気になります。小さいことだけどもっと住みやすい場所になってほしい。高齢の方が道路を渡るときは大変そうで・・・」
五日市さんのもやもや
まーくんと同じ職場から参加した五日市さんのもやもやです。
「雪国育ちなので、雪道の歩き方はわかってるんですけど、十勝は雪が一旦とけて凍ってできる氷のでこぼこ道が怖い。歩くのも怖いですし、運転も怖いです」
みちたろうさんのもやもや
子育て中のお母さん・みちたろうさんのもやもやはこちら。
「うちは夜中に雪が降ると除雪が間に合わなくて、子どもたちがざくざく大変そうに通学しているのを見ていて気になっていました。今はお母さんたちも忙しくてなかなか雪よけできないですし」
山上さんのもやもや
ナットクとかちchで取材させていただいた芽室町にある野菜直売所の山上さんも参加してくれました。十勝に長く住んでいる山上さんのもやもやです。
「冬が冬らしくなくなってきました。今は温暖化で降った雪がとけてしばれて氷になる。昔は帯広もマイナス20度、30度が当たり前で圧雪が当たり前で歩きにくいことはありませんでした。でも、最近は道路も危険だし、歩道も危険だし、住みにくくなってきました。この前も車から降りた瞬間滑りました」
しなださんのもやもや
最後に、冬には関係ないけどと断ってもやもやを紹介してくれたのは個人事業主のしなださんです。
「街中の駐車場が足りないと思います。ちょっと歩くと空き地のような場所もあるので、そこに駐車場作れないかなと考えちゃいます。買い物をしたら無料になるような駐車場がほしい」
「皆さん香害って知ってますか?わたしは香りのある柔軟剤や洗剤の臭いで頭が痛くなってしまう。特に大人数が部屋に長時間いる学校の参観日はきついです。柔軟剤はいい香りだと思っている人が多いから言いだしにくい」

・・・みなさん、もやもやが溜まってます。

もやもや解消のためのアイデアを考えてみた!

次はザイホウタイム。なかなか解決が難しい問題ばかりですが、そこで考えてみるのがもやカフェです。思いつく限りのアイデアを出してみました。

まずは「氷道の歩き方」から
長年十勝に住んでいる人には何かアイデアがありそう・・・、と思っていましたが、山上さんによると「歩き方が大事だけど、年をとると転びやすくなった」とのこと。ただ、最近は雪道を歩けるおしゃれな靴も増えてきました。「凹凸が結構あるのでだいぶ歩きやすくなった」という話も出ました。
中には「技術が発達して5G、6Gに発展していったら、靴にジェット機能がついて地面から少し浮遊した状態で歩けるようになるかも」という斬新なアイデアも出ました。さらに「太陽光発電を使って雪をとかす機能を細い道とかでやれないか」という希望も出ました。

次は子どもの遊び場所に関する問題
学校によっては休日に体育館・図書館開放をしているところもあるということでしたが、ほかにはどんな場所が欲しいのか考えてみました。札幌の地下歩行空間は便利という話から「地下に巨大な空間を掘って、そこで子どもたちが遊べたら、雪の心配もしなくていいですね」というアイデアがでました。参加者からは「その熱が地表に伝わって氷がとけたらいいのに」という声もありました。

お金はどうするの?
悩ましいのは予算をどうするのかということ。「行政の予算ではまかなえないけど、世界規模でクラウドファンディングして、町の魅力を発信していけばいいのでは」というアイデアが出ました。他にも「公共交通機関の料金を一律280円くらいにしたら、両替を面倒くさがる人たちが300円払ってくれて、その余った10円、20円をまちづくりの資金にできないですか。おつりいらないという人のお金を集めて自治体に寄付するという運動もなくはないのかな。ふるさと納税のようなシステムをどんどん活用するのもいいかも」と話しました。

除雪はどうする?
帯廣神社がボランティアなどによる除雪が行き届いていることから、「市や町に頼ることではなくて、それに気づいてる僕たちがやっていく行動が必要なんじゃないか」という意見が出ました。そうはいっても、高齢化が進んでいく中で、ずっと続けていけるか不安という声も出ました。
若い人たちの力を借りたいという意見の中には、冬の間だけ、学校の体育の時間に雪かきを行うというアイデアや、夏の間に地面にQRコードを埋め込んで、冬に雪かきをして読み込んだら景品が当たるシステムができれば楽しく雪かきができるというアイデアも出ました。

まだまだ話し合えてないもやもやはありましたが、ここでグループごとの話し合いの時間は終了。うーん、時間が足りない!

磨きタイム

ここからは磨きタイム。グループで出たもやもややアイデアを会場にいる全員で共有して、アイデアに磨きをかけます。

共通の悩み、雪
「雪」に関するもやもやは別のグループからも出ました。「氷の道が歩きづらくて怖い」「道で滑ってケガしそうになった」「雪道の運転怖い」「家の近所の除雪をしてほしい」。別のグループにいた横浜から日本一周の旅行をしているという旅行者”いったさん”からは「雪かきで筋肉を鍛えられるメニューをつくる」というアイデアが出ました。いったさんの勤める会社では、社員同士で体を鍛えることがはやっていて、「雪かきを取り入れて、どこの筋肉を鍛えられるのかわかればモチベーションになるんじゃないか。強制はだめだけど、会社の同僚と楽しく雪かきできたらいいですね」と話していました。

議論白熱!十勝の魅力発信するには
十勝の魅力をどのように発信するのかについては、議論が白熱しました。きっかけは別のグループから出た「霧氷もジュエリーアイスも寒すぎて見に行けない」というもやもや。冬の十勝は魅力がたくさんあるというけれど、そこまで行ったりするのにハードルが高いということなんです。でも地元の人が魅力を知っていなければ発信は十分できない。地元の人向けのモニターツアーを企画するなど、地元の人に魅力を再確認する機会をつくってはどうかという意見が出ました。
これに対し、まーくんは「少し違う意見です」と前置きした上で「旅行者など十勝以外の人に発信してもらったら」という意見を話しました。十勝を訪れた人によるSNSでの発信や、インフルエンサーと呼ばれる人たちを招待して十勝の良さをPRするという方法です。発信する人は地元の人なのか、地元以外の人なのか。どちらかということではなく、それぞれの立場で発信して刺激しあうことが大事なのだという結論になりました。

議論は白熱し、あっという間の2時間半でした。

他のテーブルの話し合いは?
他の2つのテーブルでは、どんなもやもやが出て、どんなアイデアが寄せられたのか、それぞれのテーブルで話し合いに加わった記者が紹介していきます。しばらくお待ちください。

2020年1月28日の放送はこちら


テーブルのひとつを担当した三藤記者は
参加していただいた皆さんありがとうございました。もやカフェは今回も発見でいっぱいです。私は十勝に来て半年ほど経ちますが、新しく知る情報がたくさんありました。たとえば、十勝の冬道が昔は歩きやすかったという話や、帯広の広小路商店街には無料で食事ができるお店があるといった情報です。地元の方にとっては当たり前の話でも、私のように十勝の外から来た人間にとっては驚きや発見のある情報でした。こんなふうに地元では当たり前すぎて表に出てきていない十勝のさまざまな面に光を当てることは、十勝出身ではない自分だからこそできることなのかもしれないと感じた回でもありました。
今回は移住者の方や十勝出身の方、学生や社会人など、様々な立場の人が話し合うことで生まれる熱量を感じた回でもありました。普段接することのない人たちがもやカフェで出会い、そこから新しいアイデアや人間関係が生まれればいいなというのが私の願いです。「十勝のもやもや」私たちはこれからも考え続けますので、みなさんも抱えているもやもやがあれば、ぜひ教えてください。


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