10月8日から10日の3日間、はこだてみらい館で行われたNHK函館のイベント「見ささるFes.」。 そのイベントの模様をたっぷりとお伝えします!
NHK函館放送局では、開局90周年を記念して、
「見ささるFes. 〜なんか、見ささる。NHKのコンテンツと最新技術〜」
を開催しました。会場は はこだてみらい館。
番組のトークショーやラジオ工作のワークショップ、NHKの最新技術展示に加えて、はこだてみらい館の先端技術を使ったコンテンツも体験できるイベント会場は、まさにフェスティバル!
この記事では、イベントで展示した、ついつい「見ささる」コンテンツをご紹介します!(ん?見ささる…?見「ら」さる、では?と思ったあなたには、こちらの記事がおすすめです→「『見ささる』ではなく、『見らさる』では?」 道南の声、受信中! #2)
NHK番組トークショー
下記の2番組が会場でトークショーを行いました!詳しくはそれぞれの記事でご紹介しています。
びじゅチューン!トークショー in 函館
釣りびと万歳トークショー ~釣りびとたちと考える道南の海~
JOMONぬりえ
びじゅチューン!のアーティスト・井上涼さんが、特別に描き下ろした中空土偶と遮光器土偶のオリジナルぬりえ。3月にNHK函館放送局で配布を開始して、9月30日までに572枚のご応募をいただきました!
今回のイベントでは、ご応募いただいた572枚すべてを、はこだてみらい館の壁一面に展示!

どの作品もカラフルで素敵で、とってもわくわくしました!
ぬりえ台紙の作者の井上涼さんも、トークショーで会場に来た際にじっくり作品を鑑賞してくれました!

そして、作品を鑑賞した上で、コメントをくださいました!
(コメントより抜粋)
「今回は572通も応募があったということで本当にありがとうございました!いろいろなシチュエーションにいる土偶や、細かく塗り分けてくれている人もたくさんいて、それぞれにぬりえを楽しんでくれたのかなと思いました。本当にたくさん見られてうれしかったです。道南には中空土偶とか、縄文のいろんなものがありますけれども、興味を持ったら、ぜひ見に行ってみてくださいね!」
コメントの全文は、こちらの記事からご覧いただけます。
探そう!みんなの“ぬりえ” ~びじゅチューン!×北の縄文プロジェクト~
記事では、『ひとり縄文会議』の曲に合わせてみなさんの作品を紹介する動画も公開していますので、ぜひあわせてご覧ください!
メディアウォール上映
はこだてみらい館が誇る、縦2.4m×横14.4mの巨大高精細LEDディスプレイをお借りして、さまざまなコンテンツを上映!
NHK函館放送局が誇る潜水カメラマンが今回のイベントのために、 “撮れたて”の素材を腕によりをかけて編集した『松前沖 豊穣の海』、『松前小島』の2本に加えて、「びじゅチューン!」、「さわやか自然八景」を、はこだてみらい館のコンテンツ「イカの群れ」などの体験型コンテンツと交互に上映しました。

道南の「海」と「縄文」をイメージしてコンテンツを上映しましたが、大人から小さなお子さんまでいろいろな方に楽しんでご覧いただけたのではないかと思います。
親子ラジオ工作教室教室
NHK函館放送局としては2017年に実施して以来、約5年ぶりの実施となったラジオ工作のワークショップです。今回は小学生を対象として事前応募としたところ、定員を上回る応募数で抽選となってしまう回もありました。
教室では、ラジオの歴史やAMラジオの仕組みを10分くらいで簡単に説明した後に、ラジオの工作キット組み立て開始!

キットは小学校低学年の子でも簡単に作れるよう、基本的には工具無しのものとしましたが、小さい部品が多くて取り付けるのに苦労しているようでした。説明用に配布した紙とにらめっこしたり、保護者さんのお手伝い?もあり、予定していた時間内で全員完成させることができました。

できあがった後はその場でスイッチオン! AMやFMラジオ放送を受信し、音が出た瞬間に「わぁ!」とか「鳴った~!」っという声があがり、とても喜んでいる様子でした。
今回の教室をきっかけに、物作りの楽しさや、NHKの番組により興味を持っていただければ良いなぁと思っています!
お天気カメラ操作体験
実際の放送で使用されているお天気カメラの操作を体験できるコーナー。NHKのお天気カメラは、道南地域全体で14箇所に設置しています。イベントの初日と2日目は函館山の展望台のお天気カメラを、最終日は江差の高台に設置しているお天気カメラのライブ映像を見ながら、実際にカメラを操作してもらいました。

「ここまで拡大できるなんてすごい!」「(拭くための)ワイパーもついているんだ!」など、驚きの声をたくさんいただきました。皆さん夢中になってくれて、中には1回だけでなく何回も体験にいらっしゃるお子さんも!
これらのカメラは天気情報だけでなく、災害時には地震や津波の様子などを撮影する重要な役割を担っています。それについても知ってもらえれば嬉しいです。
ソードトレーサー
高速なフェンシングの剣先の動きを追跡して、軌跡をモニターに描くシステムです。
軌跡が長く残る設定でお楽しみいただきました。もっぱらお子さんたちは、珍しいフェンシングの剣をふることと軌跡で絵や文字を描くことに夢中でしたが、なかには「どうなっているの?」という疑問もちらほら、開発の目的にも興味を持っていただくことができたものと思います!

まねっこどーもくん
カメラに映る自分と同じ動きをするモニターのどーもくん!
決めポーズを繰り出せば、どーもくんもしっかり“まねっこ技(エフェクト)”を披露します。
どーもくんに、ついてこれるか!と言わんばかりの超アグレッシブな動きをするお子さんや、難しい“まねっこ技”に何度もチャレンジしてくれるお子さん、なかにはカメラの前で固まってしまうお子さんもいましたが、お父さん、お母さんの笑顔もたえず大人気でした。

フレキシブルディスプレイ
クリアファイルのような“ぺらっぺら”のディスプレーに4Kの映像を映し出す、未来のテレビです。試作機のため触れていただくことはできませんでしたが、その薄さと高画質に目を留めていただきました。
NHK放送技術研究所では『曲げられる、丸められる、音をだせる』かつ『大画面』を目標に研究を進めています。実際にご覧いただき、製品化への現実味を体感いただけたのではないでしょうか!?

8K遮光器土偶3DCG映像操作体験
普段は見ることのできない遮光器土偶(東京国立博物館所蔵)を超高精細8K映像の3D・CGで、サイズや見る角度、土偶の内部までコントローラーで自由に操作して見ることができます。
歴史的な縄文文化をもつ道南ですが、イベント初日に行われた『びじゅチューン!トークショーin函館』や、ホール一面に貼られた『JOMONぬりえ』からも遮光器土偶の認知度が高まり、若干シュールな展示ながら多くの方に興味を持っていただきました。
”すみずみ”までじっくりと観察頂き、土偶のみならず撮影時の光の加減と思われる色の異なりなどに気づくお子さんもいて驚きました。
縄文時代の人たちの“こだわり”や“ていねいさ”に加え、NHKの技術も感じて頂くことができました。
(本当は、函館ならではの“カックウ”をお見せしたかった…(担当者 談))

道南の声、受信中!
函館局では、視聴者のみなさんの身近な疑問や悩みなどを全力で取材する、「道南の声、受信中!」という企画を行っています。今回は、過去2回の企画を上映しました!企画の内容は下記の記事からお読みいただけますのでぜひご覧ください。
第一回「なぜ函館は塩ラーメンが有名なの?」
第二回「見らさる?見ささる?どっち?」

みなさんの身近な疑問・悩みはまだまだ募集中です!こちらの投稿フォームからぜひ、お寄せください!
「道南の声、受信中!」~あなたの見ささること、教えてください~
道南アーカイブス
NHK函館放送局がこれまで取材してきた過去のニュース映像を再編集して上映しました。
青函連絡船の最終航行の様子や、瀬棚線の最終列車など…道南の歴史が詰まっています。
また、NHKではAIを使って昔の白黒映像をカラー化するという取り組みも進めており、過去に「ほっとニュース函館」内で放送した回も合わせて上映しました。
今後も過去映像の再編集・カラー化を進めていきます、お楽しみに!

昔の道南の風景
視聴者のみなさんから募集中の、「昔の道南の風景」写真から、ピックアップしたものを展示しました。
いまの街並みと比べてみると、ずいぶん変わっていて、時の移ろいを感じます。

NHKキャラクターペーパークラフト配布
NHKの人気キャラクターたちのペーパークラフトが7種類!どれも意外に難しい…1番簡単なのはどーもくんです(平面が多いので…)

逆に一番難しい!とスタッフの間で話題だったのは、はに丸です。懐かしい方も多いのではないでしょうか…?その他にも がんこちゃん や うさじい といったいキャラクターから、「ひょっこりひょうたん島」のドン・ガバチョや、「できるかな」のゴン太など懐かしいキャラクターまでが勢ぞろい。子供たちはもちろん、大人のみなさんからも「懐かしい~!」という楽しそうな声が聞こえてきました。

3日間で約1700人のお客様にお越しいただき、さまざまなコンテンツを楽しんでいただきました。ご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました!
開局90周年を迎えたNHK函館放送局は、さらに地域に根差した情報発信を強化していきます。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします!
#なんか見ささる
NHK函館放送局より放送中!
<総合テレビ>
平日午後6時40分~
ほっとニュース函館
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