NHK札幌放送局

あのレストランの独自対策 #ナットクとかち

十勝チャンネル

2020年7月29日(水)午後5時42分 更新

ナットク!とかちchは「私 困っています 新型コロナウイルス」をテーマに十勝のみなさんの疑問や困りごとにこたえるコンテンツを目指しています。
「会社・お店・個人に十勝独自の感染対策をとってほしい」という声が先日、視聴者から届きました。その声を受けて十勝の飲食店を取材すると一歩踏み込んだ独自の対策も見えてきました。

30歳女性
「十勝からも感染経路が不明な感染者が出てしまいました。医療、介護施設、障害者施設、学校、会社、お店、個人が十勝独自の対策を取っていってほしいと感じました」

取材で訪れたのは、帯広市のレストラン「ランチョ・エルパソ」です。
客に安心しておいしい料理を食べてほしいと、道の緊急事態宣言が出されたことをきっかけに、3月以降、独自の取り組みをはじめました。

入店してまず求められるのがアルコール消毒です。その場でスタッフが客の検温を行い、体温が37度5分を下回っているか確認します。そして渡されるのが、この用紙。

グループの代表者が名前と電話番号を記入します。万が一、店で感染者が出た場合に濃厚接触の可能性のある人に速やかに連絡するのが目的です。
この取り組み、客にとっては個人情報の記入に抵抗感もあるようにも見えますが、ほとんどの人は進んで協力してくれるといいます。

ランチョ・エルパソ 下元寛奈マネージャー
「すぐに入店して、すぐに食べたいお客様にとってはお手数がかかることなんですけれども、お客様からは『ちゃんと対策をしているんだね』と協力していただいています。大変ありがたく、よりお客様に感謝するきっかけになったと思います」。

マネージャーの下元さんは、店の感染対策について問い合わせの電話を受けたこともあり、客側の感染対策への意識の高まりも感じているといいます。
個人情報を取り扱うだけに、店ではその管理にも特に気を配っています。名前や電話番号の書かれた紙は店内で厳重に保管し、情報を閲覧できるのは社員のみに限っているということです。

店内は客どうしの距離をとるため席を間引きし、これまでの134席から40席ほど減らしました。また、こまめな換気を行い感染対策に気をつけています。

このレストランでは、以前から札幌や釧路、旭川など全道各地から客を迎えてきたことから、地元の客も十勝以外から来る客も、どちらも守りながら安心しておいしい料理を食べてほしいという思いがあります。観光需要の喚起策「Go Toトラベル」が始まり、7月の4連休はこれまでの週末よりも来店客が増えたといいます。少しずつ客足が戻りつつある中で、レストランでは引き続き対策を徹底していきたいと考えています。

ランチョ・エルパソ 下元寛奈マネージャー
「観光客のお客様にも支えられている店ですので、そういったお客様にも愛情を持ってこれからも接していきたいと思っています。店としてはずっと変わらず、来て下さるお客様を大切にしていきたいと思っていますので、今後も変わることなく、取り組みを続けていきたいです」。


取材した三藤紫乃記者は
東京などの都市部では、名前や電話番号を記入する取り組みに抵抗がある人も多いと聞いていたため、取材当初、十勝ではどうなのだろうという不安がありました。しかし話を聞くと、むしろそれが客の安心感につながっているということがわかりました。
こうした取り組みができるのは、日頃の飲食店と客の距離感の近さや信頼関係があるからこそだと思います。「ウィズコロナ」という言葉がだんだんと定着してきましたが、取材を通してこれからの新しい生活ではどのくらい感染対策に取り組んでいるのか、という点も店選びをする際の1つの基準になっていくのかもしれないと感じました。
今回紹介した対策のほかにも、さまざまなところで感染を広げずに生活を楽しむためのアイデアが出てきている可能性を感じます。今後も十勝の生活に根ざした新たな生活様式を共有して広げていきたいと思います。ぜひ皆様のアイデアもお寄せ下さい。

2020年7月28日放送

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