NHK札幌放送局

“全国大会入賞”農家とともに素材生かす音更町のジェラート職人

江連 すみれ

2022年6月10日(金)午後5時54分 更新

6月10日(金)の「ほっとニュース ぐるっと道東!」ではジェラートの話題をお伝え!

十勝の音更町には全国大会でも入賞するほどの腕前を持つジェラート職人がいるんです。十勝の素材を生かそうという、ジェラート作りにかける思いに迫りました。

ずらりと並ぶ色鮮やかなジェラート。定番の味のほかにトマトやアスパラガスなどの味もあり、20種類ほど旬の味が並びます。

作っているのはジェラート職人の岸本友之さん。大阪出身で、洋菓子店でパティシエとして働いたのち、十勝の食材の豊かさにひかれ8年前に移住。去年、念願の店を構えました。

実は岸本さん、全国のジェラート職人が集う大会で入賞する腕前です。 
今年5月に行われた大会にも出場し、全国で10人のファイナリストに残りました。

大会では、士幌町のシーベリーと音更町のマンゴー、帯広のジャージーミルク、広尾町の塩を使ったジェラートで勝負しました。

今回は表彰台こそ逃したものの、一般投票では完売するほどの人気でした。岸本さんは「勝ち負けとかよりもアピールですね。自分がどれだけの人に伝えられるか。十勝を発信したいなっていう気持ちだったので」と大会への思いを語り、十勝については、「実際住んで周りを見てみると、いっぱい食材があるので、すごく楽しいですよね。」と語っていました。

岸本さんは、こうした食材の作り手をたびたび訪ねています。農家から直接聞いた声が、ジェラート作りに生きるといいます。

この日訪ねたのは、士幌町の農家、酒井安さんと幸代さん夫婦です。

酒井さんが作っているのは、シーベリー。爽やかな香りと酸味が特徴の果実です。
このシーベリーの栽培には、ある苦労が…。

シーベリーには、こんなに鋭いトゲがあるんです。このトゲが草刈りや収穫作業の時に刺さると肌から血が出るぐらい痛いそうです。

酒井さんから苦労話を聞いた岸本さん。シーベリーを余すことなく使い、素材の魅力を最大限ジェラートに生かそうと考えました。

そこで、それまでは捨てていた皮も生かすことにしました。

試行錯誤の末、皮を丸一日乾燥させて使うことに。すると、えぐみが抑えられたうえ、皮のもつ爽やかな香りが凝縮されたジェラートが出来上がりました。

岸本さんは、「あれだけ苦労されて作ってるものなので、皮や種を食べられないじゃなくて、食べられるように工夫して、捨てないように心がけて作ったらこういった形になりました。」と話していました。
また、「一緒にやっぱり戦った方が、チームワークじゃないですけど、絆も生まれてくるのかなと。一緒に同じ目線で話ができるようになれればいいなと思っています。泥だらけになってやりたいですよね。」と、これからも、十勝の生産者とともにジェラート作りに励み、十勝ならではの味を届けたいという思いを語っていました。

岸本さんは、来年の1月にはイタリアの大会に出場する予定で、地元産にこだわってジェラートを作り、世界に十勝をアピールしたいということです。

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