道北オホーツク地方にはかつて鉄道が各地に敷かれ、生活、物流、観光の足として利用されていました。「懐かしの鉄路・廃線紀行」と題して、親しまれていた鉄道の風景を映像で振り返ります。1回目は「名寄本線」です。 (2022年7月放送 )

名寄本線
道北・名寄からオホーツク沿岸の興部や中湧別を経て遠軽を結ぶ重要な幹線でした。興部駅には地元産のホタテを使った名物のお弁当「帆立しめじ弁当」がありました。
石北線が開通し、新旭川から遠軽を経て網走に抜けることができるようになると、名寄本線は道北とオホーツクを結ぶ大動脈の役目を終えました。利用するのは朝夕の通学の高校生ばかりになり沿線の駅も次々と無人化。昭和59年に名寄本線の累積赤字はおよそ65億円にも達しました。
そして平成元年4月、名寄本線はとうとう廃止となりました。70年にわたって走り続けた名寄本線。沿線に住む人々の心には、今もその姿が刻まれています。

2022年は日本に鉄道が開通して150年の記念の年。鉄道は北海道の発展に貢献しました。道北オホーツク各地の懐かしの鉄路を改めて振り返ります。
美幸線 「日本一の赤字」を逆手に奮闘
根北線 わずか13年で幕を閉じた
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