世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する函館市の大船遺跡で、8月30日、クマが目撃され、市は当面、遺跡を閉鎖して対策を検討することにしています。
函館市によりますと8月30日、大船遺跡の管理棟からおよそ150メートル離れた林の中で、クマが木を登っているのが目撃されました。
市はすぐに遺跡を閉鎖し、捕獲用のわなを設置しましたが、その後も遺跡の近くでクマのものと見られる足跡が複数見つかっているということで市は当面、閉鎖を続けることにしています。
市はこのままクマが捕獲されず安全が確保できない場合、対策を検討することにしています。
函館市文化財課は「世界文化遺産に登録されたばかりで見学を希望している人も大勢いると思いますが、安全が確認されるまでの間大船遺跡には近寄らないでほしい」と話しています。
2021年9月4日放送