道北オホーツク地方にはかつて鉄道が各地に敷かれ、生活、物流、観光の足として利用されていました。「懐かしの鉄路・廃線紀行」と題して、親しまれていた鉄道の風景を映像で振り返ります。6回目は「羽幌線」です。(2022年10月放送)

羽幌線
羽幌線は、道北の留萌駅(るもいえき)から幌延駅(ほろのべえき)までの141.1キロの区間で運行されていました。
石炭やニシンなどを運ぶために、昭和のはじめに一部で開業。昭和33年に全線が開通しました。札幌や小樽から乗り入れる列車が登場し、道北の重要な路線として活躍していました。しかし、炭鉱の閉山やニシン漁の衰退によって、沿線は過疎化。昭和59年に、廃止対象路線となりました。
羽幌線の運行を支えていたのが保線担当者。夜遅く、除雪用の車両「ラッセル車」を使って線路の雪をかき分けていました。冬の間、除雪や排雪に出動する回数は400回以上。走行距離はおよそ15000キロにも達したそうです。
羽幌線は昭和62年に廃止となりました。国鉄が最後に廃止した路線でした。

2022年は日本に鉄道が開通して150年の記念の年。鉄道は北海道の発展に貢献しました。道北オホーツク各地の懐かしの鉄路を改めて振り返ります。
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