NHK札幌放送局

帯広の飲食店の現状は #ナットクとかち

十勝チャンネル

2020年7月22日(水)午後2時20分 更新

ナットク!とかちchは 「私 困っています 新型コロナウイルス」をテーマに十勝のみなさんの疑問や困りごとにこたえるコンテンツを目指しています。
「感染経路不明な感染者が出るなか、十勝独自の対策が必要」という投稿をいただきました。

30歳女性
「十勝からも感染経路が不明な感染者が出てしまいました。医療、介護施設、障害者施設、学校、会社、お店、個人が十勝独自の対策を取っていってほしいと感じました」

この投稿を受けて私たちは帯広市内の飲食店の現状に注目しました。

住宅街のレストランでは

訪ねたのは帯広市の住宅街にあるレストランです。経営者の佐々木直美さんに現状を聞きました。

レストラン経営 佐々木直美さん
「この6名席でしたら、中の席を使わないで4名で。4名席でしたら、対角線に座っていただいて2名というような形に利用していただいております」

感染防止でお客さんどうしの距離をとるため、一度に入店できるお客さんの数を、今までの半分程度にしていることもあり、お客さんは今も少ないといいます。

レストラン経営 佐々木直美さん
「夜は団体でのお客さんがキャンセルが相次ぎました。本当にこの先どうなるかという所は不安しかないですね」

飲食業界との懇談会

今月20日、帯広商工会議所が呼びかけて、飲食店などの業界団体と行政の懇談会が開かれました。佐々木さんも喫茶店の団体、帯広喫茶連合会の幹事長として参加しました。

懇談会ではスナックやバーの団体が、感染防止をあまり気にしない若者のお客さんが増えていると危機感を訴えました。

道観光社交事業協会 佐藤和年・帯広地区本部長
「中高年はほとんど1割から2割程度ですけど、全体数落ちている中で若者の数はほとんど減ってない」
帯広観光社交組合 森田かおる組合長
「これでもかというぐらい大声でカラオケを歌う方が多くて、とりあえず今は中止にしています。若い人は私たちはうつらないと、この感染症に対して理解していない人もまだ多いのではないかなと思っています」

帯広独自のガイドラインを

この会合で佐々木さんは、帯広喫茶連合会の幹事長の立場で、それぞれの店が感染防止の取り組みを進めるために、帯広独自のガイドラインをつくってほしいと行政側に訴えました。

帯広喫茶連合会 佐々木直美幹事長
「コロナの対策として、最低これだけはやりましょうとそういうものをしっかりと明示していただくということが必要なのではないかと思っています」

ただ、一方でどのように周知をするのか、課題も浮かび上がりました。喫茶店もスナックやバーも、それぞれの業界団体はあるものの、すべての店が入っているわけではないからです。

帯広喫茶連合会 佐々木直美幹事長
「組合加盟店が何店舗あるかと言ったら、50%を切ると思います。残りの50%の人たちにどうやって伝えていくかというところを、まずひとつ考えるべきかなと思います」


取材した佐藤記者は
取材した会議で何度も耳にした「感染防止を気にしない若い人が多い」という言葉に考え込まされました。東京など大都会の繁華街では若者を中心に感染が拡大したということですが、帯広でも同じ状況がおきかねません。厳しい経営が続く飲食店にとって、お客さんが戻ってくることは本来、大歓迎のはずです。それだけに関係者からは若者にどのように対応していくべきか、戸惑いの言葉が聞かれました。お客さんに不愉快な思いをさせずに、感染対策をとってもらう苦労が、出席者の言葉のはしばしからうかがえました。国や道が掲げる感染拡大の防止と経済活動の両立を、現場レベルに落とし込むのは予想以上の難題だと改めて感じています。

2020年7月21日の放送はこちら


投稿はこちらから

私 困ってます 新型コロナウイルス


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