NHK札幌放送局

コロナ禍のコンサート 対策は? #ナットクとかち

十勝チャンネル

2020年9月30日(水)午後6時22分 更新

ナットク!とかちchは「新型コロナウイルス」をテーマに十勝の皆さんの疑問や困りごとにこたえるコンテンツを目指しています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うイベントの開催制限が9月に緩和されました。十勝でも“感染防止とイベント開催の両立を図ろうとコンサートが開かれる”という情報が番組に寄せられました。どんな対策がとられたのでしょうか。

9月19日に、幕別町百年記念ホールで開かれた陸上自衛隊第5音楽隊のコンサート。「withコロナ」時代のコンサートのあり方を探ろうと、ホールを運営するNPO法人が自衛隊の協力を得て開きました。このホールでの大規模なコンサートはことし2月末以来です。

観客の女性
「コンサートは本当に久しぶりです。うれしいです」


出演者と観客に対策

コンサートでは、さまざまな感染防止対策がとられました。楽屋では飛まつ対策のため一人ひとりの楽団員の隣に仕切り板が設置されました。

観客にもさまざまな感染防止対策がとられました。ホールの入り口で呼びかけられたのは、道の通知システムへの登録です。登録しておくと万が一、入場者に感染者が発生した場合にメールが届く仕組みです。このほか、一人ひとりへの検温も徹底しました。

客席も席の間隔を空けて座ってもらいました。今回のコンサートは入場者数の制限が緩和された初日に開かれましたが、ホールでは従来通り、収容人数を半数以下に抑える対応をとりました。


どうするコロナ禍の避難

さらに今回のコンサートには、避難訓練も組み込まれました。公演中に地震が起き、さらに火災も発生したという想定です。

観客は1メートル程度の間隔を空けながら、ホールの外に避難しました。コロナ禍の避難では「密」を避けることが求められますが、「密」を避けながら、いかに速やかに避難を終えるのか。参加者には戸惑いも見られました。

観客
「密を避ける避難はすごく難しいと思います。いざとなったら距離を置いて避難できないと思います」
観客
「子どもも怖くて早く逃げたいと思ってしまうのかなと思います」。


新しい公演スタイルの確立を

コンサートを主催したNPO法人、まくべつ町民芸術劇場の岡本祐也さんは、こうした訓練を繰り返す中で、コロナ禍でのコンサートのあり方が見えてくると期待しています。

NPO法人まくべつ町民芸術劇場 岡本祐也さん
「避難訓練も2回3回と繰り返していくうちに経験値も上がって、安心してご覧いただける誘導の基本ができるのかなと思います。新しい文化事業のスタイルを作っていけるように今後も努めていきたいと思います」


取材した佐藤恭孝記者は
演奏会に来た人たちの本当に嬉しそうな顔が印象的なコンサートでしたが、今回は300人の募集に対して応募があったのは160人あまり。岡本さんは「やはりまだ、人が大勢集まる場所は不安なのかな」と話していました。
また、人数制限が緩和されたとはいえ、ロックコンサートや大規模なスポーツイベントでは、入場できるのは収容人数の半分までです。主催者にとっては、チケット代を大幅値上げするわけにもいかず、赤字が見込まれる公演を開くのは厳しいという状況もあります。
ある指揮者は「音楽は心のビタミン」と表現していました。コンサートを安全に開くノウハウが早く確立されて、かつてのように多くのコンサートが開かれるようになってほしいと思いました。

2020年9月29日放送

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