NHK札幌放送局

海底に眠る青函連絡船

番組スタッフ

2020年9月8日(火)午後7時30分 更新

75年前、本州へ石炭を運んでいた青函連絡船12隻が、アメリカ軍の空襲で全滅。その一ヶ月後、日本は無条件降伏に追い込まれた。NHKは、民間の調査会社と共同で、沈没した連絡船の撮影に成功。歴史や遺族の思いを交え、船にひめられた悲劇にせまる。
次回の放送:2020年9月10日(木) 午後3:33~午後4:00 総合テレビ
前回の放送:2020年8月27日木 午前0時25分~ BS1 ※全国放送です 
初回放送:2020年8月14日 午後7時30分~ 総合テレビ

「第四青函丸」を追う
1945年(昭和20年)7月14日~15日、北海道の石炭を本州へと運ぶエネルギーの大動脈だった青函連絡船がアメリカ軍の空襲を受け全滅しました。今回、探したのは、沈没した船の一つ「第四青函丸」。

今回、探索の手がかりとしたのが、地元漁師の証言。函館から5キロほどの沖合に、魚がよく獲れる場所があり、「大きな沈没船が海底にあって、魚の住みかになっているのではないか」と、地元漁師の間で噂になっていました。

その後、漁場調査のためにソナーを海底の地形を計測した調査船から、100メートルをこえる船のようなものを海底に見つけたという情報を入手。一気に、発見への期待が高まります。
その情報をもとに、撮影に協力してくれたのは、株式会社ウインディーネットワーク。これまでにも、戦時中に沈んだ船や潜水艦を発見してきた水中調査のエキスパートです。さらに、探査に使う船は、函館のベテランの漁師がだしてくれることになりました。

運命の日を前に船体が…
水中では表面と異なる潮の流れがあって、撮影に使う遠隔操作のロボットカメラを慎重に沈めていかないと、カメラが障害物にひっかかって撮影できなくなってしまう可能性もあります。どの方向から潮は流れるのか、どこからカメラを近づけていくのか、撮影に挑むためには、綿密な打ち合わせをしてのぞみました。
様々な条件がそろい、無事、船を撮影できたのは、7月13日。第四青函丸が沈没した7月14日の前日でした。「きっと亡くなった乗組員が遺族に見つけてほしかったんだろう」と漁師の方が話していたのが印象的でした。

今回の取材で、青函連絡船の研究グループのもとに、第四青函丸の設計図が残されていることが判明。グループの全面協力で、設計図や写真、映像を参考にして、戦時中の第四青函丸をCGで再現しました。是非ご覧下さい。

北海道戦後75年特集番組
海底に眠る青函連絡船

次回の放送:2020年9月10日(木) 午後3:33~午後4:00 総合テレビ
前回の放送:2020年8月27日木 午前0時25分~ BS1 ※全国放送です
初回放送:2020年8月14日(金)夜7時30分~ 総合テレビ

2020年8月12日
2020年8月25日追記
2020年9月8日追記

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